ある男の受験勉強

タービン(道路歩行者)

8月24日

このままで良いのか。

俺は悩んでいた。全教科学べてさらに商業も学べる商業高校に行くと決めていたが、心の中では偏差値の高くて全教科学べる普通科高校に行くという思いが残っていた。

確かに商業高校に行くのは楽だ。しかし校則が厳しいイメージがあるし、坊主も多い。実際に見たのだ。商業高校を。

一方普通科高校はどうだ。偏差値も高いし、行くのは厳しい。だが俺は通りかかる時に見た。ある高校を。綺麗な校舎にプール、何より全教科学べると言う環境…俺は少し憧れを抱いた。


この悩みは風呂場で突然起こった。そして悩んだ。

俺がどうしようのない全教科赤点マンなら迷わず商業高校を選んだであろう。しかし残念ながら俺は社会で確実に90点を取れる人であった。自分で言うのもおこがましいが。なので後は赤点直下の英語・数学、そしてその他で80点を取れば行けるのでは無いのかと思った。

…察しの良い人は分かるであろう。俺がどうするかを。


こうして俺は風呂の鏡に自分の志望校を書いた。ここで半年後に良い報告が出来ると嬉しい。

そうして同居する親やババアに志望校変更を告げた。

父親ぱぴーちゃんからはとりあえず勉強しろよと言われたので少し勉強をした。


とりあえず今日の最後にこれだけ。

「この物語は、ある男の高校受験までの道のりを描いたものである。」

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ある男の受験勉強 タービン(道路歩行者) @Ta-bin15

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