アフガニスタン。アメリカは失敗？ それともド外道な攻撃？

大混乱のアフガニスタンから起こりそうな事を考えると

*注

　謀略系小説を書いてしまうくらい謀略好きな作者が、ニュースを見てて殆ど扱われてない事柄を思いつき、心から溢れた疑問を書き連ねたのみです。

　先だって不快になる方へ謝らせて頂きます。その時は読むのを止めて頂ければと思います。

　政治議論などをしたい訳ではありません。情報の書き方には錯誤がありますし、作者は専門家でもなく、ツイッターの怪しい陰謀論と同一の話です。

　でも感想は好きに書いてくださって良いのよ。

　でないとせっかく読んでくれた方々のモヤモヤが更に増えちゃいますし。但し返信は基本しないつもりですのであしからず。

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　さて、現在世界中で特別注目を集めている大混乱のアフガニスタンです。

　今回書き連ねたい事柄と、関係する時系列は私が見たニュースでは以下の通りです。

①アメリカ軍の撤退開始。が、撤退完了するまでにタリバン軍はほぼ全土の制圧を完了。アフガニスタン人の協力者は当然、アメリカ人も現地に残された状態で全土をタリバンが統治する事態に。

②タリバンの電光石火の進軍の理由は、彼らの敵の一つであったアフガニスタン政府軍や街の偉い人たちが殆ど戦わず降伏し、下手をすると敵に付いたから。アメリカを始め各国が巨額の費用を使って政府軍に与えていた兵器と、訓練された兵隊がタリバンの一部に。

③アメリカ軍は、アフガニスタン政府がもっと長期間。撤退完了するまで十分な時間抵抗するものと判断していたとの発表あり。

　尚、現在大統領自身と情報機関などで、事前に忠告していた。忠告されていなかった。等の主張がされていて責任の押し付け合いが発生している。但し私の知る限りその『事前に忠告していた』とする物も実際に起こった侵攻速度よりは大分遅い。

④現在世界各国の大使館職員など多くの外国人が脱出出来ておらず、国外に逃げようとするアフガニスタン人なども混ざり空港等は酷く混乱している。外国人の中には脱出出来ない人が出てくる可能性も。

　続けて周辺各国への影響と判断その他は以下です。

　アフガニスタン人の難民が隣国へ。或いは更に移動してヨーロッパへ到達するものと思われている。

　中国、ロシア、ヨーロッパといった地続きの各国は難民への対応と、入って来た人々がテロを起こすのではないか。という可能性に苦慮している。

　私の見た限りニュースだと全てこれらの出来事と結果は、アメリカの失敗である。と述べています。

　確かに。

　現地協力の人々を見捨てるだけなら、アメリカ人を守るための貴い犠牲だった。で済むかもしれませんが、アメリカ人さえ残っているという話ですので、これはアメリカ人なら誰でも苦々しく感じる話でしょう。

　苦々しい事態を引き起こしたのだから、当然失敗である。ともなるとは思います。

　しかし、私としてはアメリカが現在の結果を予想しきれてなかったという事。特に『アフガニスタン政府がもっと戦う』と考えていた。という主張に耳を疑う物を感じるのです。

　政府軍の士気の低さのニュースは、何年も前から私の耳にも入っていました。そしてアメリカ軍が後方で支えているからこそ敵軍と戦っている状態だった。と、多くのニュースで聞きました。

　そして当のアメリカでの楽観的見方でさえ軍撤退後、半年持つ程度である。と判断していたそうです。

　戦争で銃を撃ち合っている以上、負けるという意味は多くの者が死ぬという意味です。

　そんな高確率で死ぬような行いをアフガニスタン人が、アメリカの楽な撤退の為に行う？　絶対に起りえない話に思えて仕方がありません。

　粘り強く戦えば何か利益を得られる見込みがあれば。とは思いますが、半年で負けが確定しているのではそんな余地も無いように思えます。

　何より自分が一番下の兵なら。と、考えると戦う意味が全く分かりません。上の人間がアメリカの金を色々な手段でせしめているのは知っていたはずです。何が何でも相手の側に寝返ろうとするでしょう。

　この程度の話を、アメリカの最上位エリート。超有名大学を優秀な成績で卒業し、更に散々選ばれた極々一部の賢い方々で作られた頭脳集団に予想出来なかったなんて私には全く信じられないのです。

　そして、この予想に対して『いや、戦う訳無いじゃん！　アフガニスタン人がなんでアメリカ人の為に戦うのよ！』という突っ込みがニュースで入らないのが作者には訳わかりません。或いは、偶にあるちょっと論理的に考えたら馬鹿でも分かる疑問。なのか……とも悩んでおります。　

　閑話休題致しまして、このアフガニスタン問題の結果です。

　アメリカでも問題は起こるでしょう。そもそもアフガニスタンを此処まで混乱した状態にしたのは、今の所二十年前に政府を潰したアメリカが最大の理由なのに、損が多いから。という理由で放り捨てたわけですから。

　中国などは全力で馬鹿にしてますし、俺TUEEEEが大好きなアメリカ国民はさぞイライラしているはずです。政権の支持率も急落しました。

　しかし今の所その程度、なんですよね。

　私が考え付く最大の問題はアフガニスタンで作られたテロ計画によりアメリカにテロが行われる事ですが、今回の発端ともなった大規模テロ以来、アメリカはテロ防御に全力を尽くしたと聞きます。実際私はアメリカで大きなテロが起こったという話を殆ど知りません。銃乱射は大体自国民の人です。

　一方でヨーロッパなどの地続きの所では幾つものテロ事件をニュースで見ました。

　つまり難民問題、テロ問題はアフガニスタンと近い国でないと基本起こらない。アメリカでは起こらないよう防御しきれている。との自信があるのではないでしょうか。

　即ち問題が起こるのは中国、ロシア、中東。そしてヨーロッパ。どれもアメリカの競争相手となります。

　そう考えると、今回のアフガニスタン撤退問題。幾らかの失敗はあっても、凡そアメリカの計画通りだったのでは……。

　アメリカは二十年。数百兆円。三千人近くの兵隊の命を失った。と聞きます。

　これが文字通り本当の事なら、幾ら世界最大の国でも大変でしょう。死んだ兵隊への遺族年金なども考えると、長く爪痕を残しもするでしょう。

　しかし、敵全てに同等以上の打撃を与えられるなら。バイデン大統領の言う損切りでさえなく、黒字。という判断もあると思います。

　いや、何時からかは全く分かりませんが、ある時からずっと計画通りだとしたら。

　二十年掛けて兵を育て、武器を渡し、アメリカの敵相手とも戦えるまでに育て。今、自由を与えたなんて。

　近隣の国も政情が安定してるとはお世辞にも言えません。それらの国が崩壊し、アフリカのような状態となれば難民がドミノ式に増えて、各国に届き大きな問題となるかもしれません。

　そうなれば発生源とは地球の反対側というくらい離れているアメリカは、とても有利な状況となるでしょうが……。

　流石に陰謀論ですね。原爆を落とし、枯葉剤を撒き、世界で一番温暖化を進めつつ、温暖化など存在しねぇ！　と言うアメリカメンタルを持つ国でも……ま、ま、まさかね……。

　このコロナ禍の中、数多の民衆が苦労していても株価がどんどん上がって圧倒的勝ち組が更に勝ち組となっている吸血鬼じみた国ですが……まさか、アフガン撤退でもちょっとアメリカ人も死んでくれた方が『仕方なかったんだ。アメリカも大変だったんだ。ああ、そちらは難民とテロ対応で大変なのか。いやー、知らなかったな。欠片も予想出来なかった。自分の面倒を見るだけで精いっぱいでさー』と、言いやすいなんて判断を下してるなんて事は……流石に……。

　いやはや。何もかも不透明な世の中ですね。確かなのは、世界情勢が益々大変になる事くらいでしょうか。

　政治家の皆様の英明さに期待したい所ですが、どれだけ誠意とやる気があっても無理だろうな。とも思います。

　せめてドイツがやらかした人権活動家の声に影響されて難民を受け入れてしまい、難民による治安悪化からの婦女暴行は勘弁してくれ。とは思っています。

　まぁ、イギリスの『最も人権侵害に晒されている女性。特に若い女性を優先して難民受け入れをする。若い女性ならテロリストの可能性も低い』というスーパーな対応をしてくれれば、イギリスらしい下種な思惑と同じく余り過ぎてイジケて腐っている男性の皆様の、家庭を持つ機会が大量に生まれて結果論としては日本の幸福の総量が増えるんじゃないかなぁ。とも思いますが。

　この詭弁（と作者は確信してます）心から感心しました。流石ブリカ……イギリスです。

　兎にも角にも、自分自身で社会の動きに何とかんとか賢い対応し、健康と安全だけは何とか保って行きたいな。と思う今日この頃で御座います。一番欲しいのは『偶々賢い行動だった』となる幸運でしょうか。

　この駄文を此処まで読んで下さった方にも、多くの幸いがある事を願い終わりとさせて頂きます。