夜になったら狂い出す

革命起こすと喚き出す

それ あたしじゃないと

あたしんじゃないからと

狂ってるね


不安と安心を同時にくれる君の声

もう全然聞きたくもないよ

あっちいってどっかいってて

帰ってこないで

あたしが革命起こす夜

君の顔が見えると邪魔なんだ

心臓目掛けて突けないんだ


あたし怒ってる 怒ってる 怒ってる

唇の端が切れている

リップクリームよりあれが欲しい

ずっと遠くにいけるやつ

君がいなくてもいけるやつ


悲しいから狂ってる

あたし忘れない 忘れない

君とのシーツを忘れない

裂けた皮膚の隙間の向こう側

ぬるりと滑る君のいびき

息だけしている今だけは

あたしだけいる夜だけは


これでいいとつぶやいて

弾けないピアノの調律を

白鍵に残った君の匂い

歪な夜の血の匂い

芳しいから息をする

息だけしてれば安心と

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