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「よし、それじゃあ計画通りにいくよ?」
「おう!任せな!」
上空を飛び回り目的地に向かう。
目的地は国会議事堂だ。
飛んでいくと国会前にはたくさんの人がいるのが見えた。
なんか大きな声も聞こえて…なんかデモやってんな
…後で時間置いてから来よっかな?
「あーなんか今騒いでるらしいし、後で来よっか。」
「あ?何でだ?」
するとデモ内容に関する声が聞こえてきた。
「転移者無常仮寝は、日本から出て行けーーーー!!!」
「出て行けーーー!!!」
「大量殺人鬼である無常仮寝は、日本の恥だーーー!!!」
「恥だーーー!!!」
…鏖殺って法律的にどうだっけ?
「お前、何したんだ?」
「カルト宗教の教祖をぶっ殺した。そいつが持ってたスキルでそいつの信徒も道連れになっちゃったってわけ。」
ローズの顔はドン引きしているが何処となく納得しているようだった。
良かった良かった。嫌われているけど嫌ってはいない、みたいな感じかな?
「で、どうすんの?」
「んー…」
ちょっと考え…ッフフ。良いこと思いついた。
「…を生成っと。」
気配遮断を解いてデモ隊と門番をしている警察官の間に入る。
突然現れた僕の存在に驚いた門番は少しだけ反応し、無線機で誰かに呼びかけていた。
「む、む、無常だ!!!」
「うgyftdるt!?」
「あ、あ、あ」
「に、逃げろ!」
という腰抜けチンピラな方々もいれば。
「おうおう!良くも俺らの前に来れたな!」
「お姉ちゃんの仇!」
「死ね!カス野郎!!」
威勢のいい方々もいる。おっと、石ころあぶな。
「そこの方。これを。」
警察官からバレないようにササっと適当な人に渡す。
無理やり手に持たせて。
腰抜けでも威勢のいい方でもない日本人には見えないアジア系の人に渡したのはガラケーだった。
もちろん普通のガラケーではない、創造で作ったガラケーである。
と言ってもこれは計画の保険のためのものだ。
「警察官さん。僕たちの保護って出来ますかね?」
「只今連絡しました。どうぞこちらへ。」
バリケードの一部が通り道になる。
ローズと二人で案内されると人が来るとの事で待合室に行かされた。
さて、どんな人が来るのだろうか?
部屋に持ってきてもらったお茶菓子をローズと舌鼓を打ちながら食べていると部屋がノックされた。
コンコン
「失礼するよ?」
扉が開くと威厳のある男性が入ってきた。
テレビで見たことがあるような…あ、総理じゃん。
「こんにちは、日本へようこそローズさん。そしてお帰りなさい無常君。私の名前は葱一騎。どうぞ葱さんと呼んでくれたまえ。」
顔はとても友好的な顔だが、警戒しているようにも見える。
ふむ、これはどうやら一筋縄ではいかないような気がする。
骨が折れそうだ。
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現代ファンタジー物です!
その魔王、実はゲームマスター
https://kakuyomu.jp/works/16817330662025897888
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クトゥルフ神話〜異杜ロリ豊かな豪華客船〜
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