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「詳しく輪廻転生について説明しときたいけど、今は時間はないから今度するわ。」
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メディセンが街に入りました!
メディセンの配信のコメントにお前がいるって言った奴がいるよ。
勘弁してくれよ…
面白そう
#民度
こいつら厄災とか呪いみたいなもんだろ。
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確かに、彼女の言っている輪廻転生について興味はある。
だが、そもそもの話だ。
「それで?俺になんのメリットがあるというの?」
彼女の話はわかった。だからと言って地球に連れて行くだけの理由が無い。
「わかった。それじゃあ貴方の国が喰らいつきそうな事に関する情報をあげる。そして、」
この街、迷宮都市が廃退させれる方法を教えてあげる。
ほんのわずか、少しだけ顔がニヤけてしまった。
背筋に水が一筋流れる感触がする。
魂の導火線に触れた気がした。
「…その情報とは?」
「受けてくれるなら教えてあげる。ちなみに破ったら死後も奴隷にするから。」
…
..
.
今は宿の外にいる。
向かう先は
そもそも彼女曰く、ダンジョンとは攻略されたら消えてしまうのが常識らしい。
ここは迷宮都市。
迷宮の恩恵によって経済が廻っていると言っても過言ではないという。
だが、ここの迷宮は最下層まで人が入っていると言う。
最後の一部屋を除いて。
「あの部屋には適正を持った人間じゃないと入れない。そもそもあのダンジョンはある物を守るために、物自身が作り出した物なの。」
「簡単にいうと自衛的行動で作られたのがあの迷宮よ。」
コメント欄も荒れている。
加速も止まらない。
何せ物がモノだ。アレはまずい。
ダンジョンができるレベルの物と言う事だけでもまずい。
いや、そもそもアレに関しては自分も知っている代物だ。
曰く、見た者に天罰を下す。
曰く、それはタブー。
曰く、かつてはバケモノの一部であった。
そして、日本を象徴する物の一つ。
天叢雲剣、またの名を草薙剣という。
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頭が痛い…
さっき国会が緊急で話し合いするって
マジか…
自体の進行が早すぎ
笑えねぇ
あの剣一つでもダンジョン作り出すって事は他の二つもそういうこと?
源氏も平氏びっくりだよ
いや、この世界に来て変容しただけかも知れないし
けどダンジョンの階層数100らしいぞ?
キリがいいけどさ…
地球に帰ってきた人ってどのくらいいんの?
まだゼロ
世界で100人だけってそもそも会えねぇし
会う人が二人とも極悪人という無常って運がいいの?
悪いだろ
半々だろ
こいつ、ダンジョン行ってるけど、そういう事って認識でおけ?
向こうもそう認識したらしい。
ヤリ会いたいってさ
マシな奴が地球に来る事を望むよ。
わざわざ殺し合う必要なくね?
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「ないよ。けど、相手は所望したいってさ。」
メアリーは宿で行末を見守ると言って見送ってくれた。
それに、別に殺したくないわけでもない。
ダンジョンの検問をしている衛兵に声をかけ、中に入る。
こちらのアドヴァンテージは時間だ。
それを活かさない手は無い。
中に入ると、空があった。
思わず声が出てしまう。
そして、もう一つわかった事がある。
(なぜか、ここが日本に思える。)
地脈の感触だろうか?空気なのかもしれない。
味噌汁が飲みたい。無性にそう思ってしまった。
まぁ、生きて帰る事が出来れば飲めるだろう。
ダンジョンに入って来た人の気配がする。どうやら時間のようだ。
「第一工房より
愚者の石が熱く光る。
ダンジョンに入ってきた男と目が合う。
一目で分かった。
クソ野郎の類の眼をしているソイツは、口を開いた。
「よう、
「お、聞いとくんだけどさ。土葬と火葬、どっちがいい?」
言葉は少なくて良い。
そして、二人のゴングが今、鳴らされた。
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