他の幸せ

身の丈に越えられる困難が起きるというならば、

身の丈にあった幸福が起きるのだろう


ほかをよそ見する余裕は、

他者を羨む日

自身の進む足を止め、後に仕事を残し

「なんで自分にだけ」と言うのが

関の山

羨んだところで、それが自分にとって幸せか、そんなことは分からない


明るく照らされたところに、

必ず影は一対にある

その影を知らぬ私が、他のものの明かりを妬む愚かさ、傲慢さ

そんな自分に嫌気がさすぐらいなら

祝福する方が、私らしくいられる

気持ちが楽になる


羨むモヤモヤと黒い感情に

支配されている私を

ちょんちょんと肩をたたき

本来の私に引き戻させてくれる

そういう友がいる幸せを

思い出さすことがなくなれば

きっと私は不幸になる


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