白い道
可能性
光をふりかざし
そこが正しき道と
人びとは口にし
縛られる
世界は広いのに
その道だけを
白く輝かせ
息を詰まらせる
外れたものは
数多ある道を目に映し
軽やかに息をする
平均台
その正しさが堕ちた時
ほかの道を照らし
手を差し伸べる者は
誰もいない
落ちてなお、上を向き
這い登ることだけが
正しきことと 口挟み
干渉すれど、責任は負わず
本当の正しさなど
誰も知らぬのに
同じ道を辿ること
それだけを指し
己の正しさを誇らしく掲げる
逸れてなお歩み続ける
舗装されていない道
雑草が生い茂り
虫たちは
空の冷たさを
雨の温もりを感じる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます