～真理視点～

翔との待ち合わせの時間より少し早くついた私はショッピングセンター内をウロウロしていた。

「ねぇ。君、俺と遊ばない？」と男が話しかけてきた。

これはやばいことになった…翔にはショッピングセンターの中にいるとメールしてない。

「いえ、彼氏を待っているだけなので結構です。」

「彼氏、それ本当？」と男が聞いてきた。

「そうですけど。」

「ねぇ、彼氏来るまででいいからさ遊ばない？」

「しつこいですよ。」

「怒らせちゃった？」

「では失礼します。」

「ちょっと待ってよ」と男が呼びかけながら私の手をとってきた。

「ほんとにやめてください！」

「いいじゃん、遊ぼうよ」

嫌だ。離してほしい。そう思った時、声をかけられた。

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