国立水族館ペンギン担当飼育員の久保田さんと、そんな彼の押し掛け恋人(?)である藝大生の相内さんが織り成す、笑いあり、ミステリーありのラブロマンス。たぶんラブロマンス!
この作品の見所はなんと言っても、久保田さんと相内さんのやり取り。歳上の久保田さんを翻弄する可愛らしい相内さんがたまりません。
イチャイチャしたいのに、なかなか甘々展開になってくれずに、不機嫌になることの多い相内さん。
けど甘々展開の代わりに、様々なミステリーが二人の周りで起こっていきます。
事件と恋で、ダブルでドキドキな毎日。
ミステリーの謎を解明しながら、仲を進展させられるのか!
え、このお話ってミステリーと恋愛、どっちなのかって?
もちろん両方です!
藝大生相内さんの恋のお相手は、国立水族館ペンギン担当飼育員の久保田さん。
かつて起こったとある事件により距離が近づいた二人は、そのままラブラブカップルに。このまま幸せな日々がと言いたいところですが、二人の周りには事件がつきもの。
クラゲのステファニーが消えとおもえば、次は人間の死体が消失。普通に恋しているだけなのに、本作のジャンルがミステリーであったばっかりに、恋愛一辺倒とはなりません。
しかし、たとえどんな事件が起こっても、やはり相内さんにとって一番大事なのは久保田さん。
恋の進展を望んではいるのですが、肝心の久保田さんが、なかなか期待通りの反応をしてくれません。
いやいや久保田さん。これだけ惚れさせちゃったのですから、そこはしっかり応えてあげるのが務めでしょ。
そう思いたくなるようなやり取りが、時におかしく、時にもどかしく、何度も繰り広げられます。
この恋路、もしかすると事件よりも手強いかも。
というわけで、がんばれ相内さん。君が恋のミステリーを見事に解くのを待ってるよ。