底から始めるか

No.

いきなり始めることはどうか?

 紹介に書いてある通り、唐突に始めた自分語りのエッセイ。

 高校生の頃に「小説家になろう」というサイトを知り、自分で考えた物語を形にしてみたくなった。

 形にする方法はイラストや漫画、同人ゲームなどいくらでもあるがどれもそれなりの技術を要するために自分には手が出せなかった。ならば安易に、文章で形にすればいいと思った。

 しかし情けないことにそう思っただけでそこから物語を書いたことはなかった。


 それから時間が過ぎ、二十代も後半に入ったころ。

 なぜか突然に小説、物語を書きたいと思ったのだ。

 どうしてかはわからない。いろいろな影響があることは確かだ。

 学生のころとは違う。自分がどういう人間なのか少しはわかるようになった。

 飽き性でだらしがない、そんな人間だ。

 そんな私がなんとかして物語を書きたいがために、手始めに書こうと思ったのが本作?である。

 自動車運転免許を取ったばかりの人にレーシングカーは運転できないし、スキーを初めてやる人に上級者コースは滑れない。

 どれだけ駄文でも、どれだけ支離滅裂でもいいだろう。しっかりとしたモノを書かなければならないというこだわりも今では妥協できる。

 とりあえず始めて、続けて、文章に触れ続けることが大事なのだと、最近になってようやくわかるようになった。

 

 これからくだらない、目を通した人の時間を奪うだけの文章を投稿することになるのだろう。

 それでもなんとか続けていきたいと、記念すべきは1ページは仰々しく刻みたい。

 

 

 

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