第31話...一学期期末考査(1年中編3)

勉強会も終盤に差し掛かった。だんだんと腰や肩が疲れてきた。

今回全体的にまともにやっていたのは俺だけだったが、ちゃんとその後集中してやっていたので良かったと思った。



海斗「さーて、今何時だ?」



拓也「時計見てくる」



由美「今いる部屋、窓もないし時計もないし...」



咲「なんか暑いわね」



杏果「ジメッとしますね...」



泰樹「梅雨明けまであと少しなので、耐えましょう...」



史路喜「まぁこんな暑いのもあと数週間だけどな」



杏果「南極旅行を言い出したのは、誰なんですか?」



泰樹「拓也だよ、あいつやべえ思考回路してるからな...」



拓也「聞こえてんぞ!」



泰樹「居たのかよ!」



拓也「とりあえず、時間見てきたけど今は6時半。」



咲「少しオーバーしてるわね...」



由美「じゃあ私達はそろそろお暇しますか。」



史路喜「そうだな」



泰樹「じゃまた明後日」



海斗「じゃっ帰ろか」



杏果「お邪魔しましたー」



帰り道だ、咲先輩以外は駅まで全員同じ道だ。(咲先輩は拓也と同じ最寄りで今日は拓也の家に泊まるらしい)

しばらく歩いて例の交差点に着いた。

いつも車通りは少ないが、この時間だとより少なく感じる。



しばらく経ち、信号が青になった。この交差点は、車通りが少ないのに青になるまでの時間が長すぎる。

目の前に交番があるし、勢いでは行けない。



しばらく経ち、八島都駅に着いた。

今日は由美先輩と一緒に帰ることにした。



海斗「いつも思いますけど、全然来ないですね...」



由美「そうだね...」



海斗「先輩はなにか趣味はあるんですか?」



由美「うーんそうだなぁ...ゲームとかよくするよ?」



海斗「奇遇ですね、僕もしますよ!」



由美「仲間だね♪」



改めて見るとめちゃくちゃ可愛い。想像を絶するくらいだ。



ここで電車に乗った。

ガタンゴトン揺れながら沢山色々な事を話した。



ここで今の思いを先輩に伝えようと思った。



海斗「先輩、そ、その~...」



海斗「あれ?!居ない?!」



駅を見てみると、もう既に山中古河原駅に着いていた。今自分でももう何を言おうとしたか、忘れてしまった。



「今度はちゃんと言えればいいな」





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