{4章}清身都旅行
第14話...清身都旅行(前編)
お知らせ
15話にBL回をやると言いましたが、別編で書きましたので、そちらをご覧ください。
由美「テストが終わったああああ!!」
泰樹「夏だぁぁぁああああ!!」
海斗「夏はまだやねん」
拓也「梅雨も来てねぇし。」
咲・泰樹「明後日から、清身都旅行だけど、準備した?」
海斗「あ」
由美「テスト勉強で」
拓也「忘れてたああああ」
ということで、各自豪速スピードで、用意した。まぁ結構シンプルだから、早いけど。
乗ってく電車は、23時42分発 都市線 寝台特急清身27号 清身都行だ。23時に開都駅に集合、という約束だ。
今は19時で、もう少したったらこの家を出る。
海斗父「今日は夜ご飯いるかー?」
海斗「要らない。」
海斗父「おー分かった。楽しんでこいよ!」
海斗「ありがとう!」
さてもう20時になり、終電が早いのでもう出ることにした。夜の散歩がてら、歩いて山中古河原駅まで行った。しばしの別れだし、こうゆうのも悪くない。月明かりを頼りに、畑や田んぼの中を歩いた。
改めて見るといい場所だと思った。
21時になり、山中古河原駅に着いた。
八島都まで行く電車は9時20分発で今は、19分...
え?19?!やべえよ!!
連絡路を急遽走り階段を降りた時にはもう既に発車ベルがなっていた。
何とか、ギリギリ滑り込みで入ることが、出来た。2両目の席は1人も座ってなかった。
見たら1両目は1人座ってた。
よく見たら由美先輩だった。山中中原駅も止まっていたから、きっと乗ってきたんだろうか。とりあえず話しかけることにした。
海斗「由美先輩、こんばんはー」
由美「あ!海斗君じゃん!こんばんはー」
海斗「先輩は楽しみですか?」
由美「勿論!行ったとこないところだし!海斗君は?」
海斗「僕も勿論です!」
そんな感じで話していると八島都駅に着いた。連絡路は長いが、先輩と話している空間は最高なので、これはこれでありだと思った。時刻は22時を回っていた...
ここでなんと拓也に会った。
拓也「おぉ海斗と由美先輩じゃーん!」
海斗「おぉ拓也!一緒に行こーぜ」
少し歩いて1番線についた。
終電ギリギリなので、ほとんど人はいなかったが、絶対に咲先輩らしき人が8両目で並んでるのが見えた。
由美「咲〜!」
咲「あ。由美たちじゃん。偶然だね」
ここで咲先輩と出会った。
何故かほとんど全員集まってしまった。
少し待っていると、やっと開都行の電車がやってきた。もう学校に通って3週間になるが、開都より奥の駅が終着の為、開都行は初めて見た。深夜電車色々違ぇな。
ドアが開いた。さっきと同様、ほとんど誰もいなかった。ただ2人だけ、座っている人がいた。よく見たら、史路喜と泰樹だった。
史路喜「おー!偶然だな!」
泰樹「まじか、もう全員揃っちゃったよ」
先述の通り、もう全員揃ってしまった。まぁずっと度の楽しみな所を話してたから、飽きなかったけど。
駅員「終点〜開都〜開都になります。お忘れ物にご注文ください。また次の電車は最終列車の寝台特急清身27号清身都行きとなります。」
遂に開都駅に着いた。いつも来ているはずなのに、全然違う駅に見えた。今の時刻は23時2分。来るまではあと20分、出発まではあと40分だ。
拓也「自販機で飲み物買ってくるけど何かいる?」
海斗「あーじゃあ炭酸水買ってきて。」
史路喜「じゃコウラで。」
由美「じゃあオレンジジュースある?」
咲「...パイナップルジュース」
泰樹「じゃコンポタで。」
5分後...
拓也「買ってきたぞー!」
泰樹「熱っっ!」
史路喜「染みるぅ」
海斗「そろそろバック持って!来るよ!」
全員「了解!」
アナウンス「間のなく2番ホームより、寝台特急清身27号、清身都行きがまいります。この列車は清身都に9時52分に到着致します。白線の内側まで下がってお待ちください。」
力強い警笛を鳴らしながら、入線してきた。
拓也「おー!かっけぇ!」
史路喜「ここで、一晩泊まるのか!!」
ドアが開いた。自分の部屋は7両Aだ。
ちなみにプロ部メンバーは全員7両目に泊まる。ちなみに全員贅沢に個室だ。
とりあえず自分の部屋についた。
少し狭い気がするが、1人が1晩泊まるには十分すぎる空間なので、快眠できそうだ。
少し荷物とかを出したりしてると、誰かがやってきた。
車掌「切符ありますか?」
海斗「これですか?」
車掌「はい。拝見しました。では良い旅を」
どうやら特急切符切りの車掌だったみたい。
俺にとって初めての切り切符なので、大事に保管することにした。
地図を見ていた。どうやら、シャワー室や食堂スペースは、7両目に全て揃ってるらしい。拓也いいとこ取ったなぁ(今回の予約は全て拓也が担当。)
発車まで、残り10分となった。今度は設備を見ることにした。よく見たら暖房・冷房完備や個室WiFi完備らしい。早速繋げることにした。こんなに豪華なのに、拓也曰く帰りは桁違いなくらい、豪華な所を取っているらしい。それも楽しみだ。
遂に発車した。ゆっくりと発車した。
ここで史路喜が来た。
海斗「海斗〜俺今上がったから、シャワー浴びてこいよ。着替えたら、食堂に集合な!」
と、言われたので浴びる事にした。いやぁいい気分だ。食堂には共同キッチンがあって、史路喜が腕を振るって料理してくれるらしい。
浴びてると何か急に冷たくなった。
時間切れで、水しか出なくなったらしい。
仕方ないので、気合いで流すことにした。
シャワーから上がり、コーヒー牛乳が飲みたい、という気分になった時、拓也が清身都最高峰の温泉ホテルを予約した話を思い出したので、それも大いなる楽しみになった。
自分の部屋に一旦スマホを取りに戻ろうとした時に、めちゃくちゃいい匂いがした。
多分史路喜が料理してる匂いだろう。
スマホを取り、食堂に来た。
史路喜「おぉ来た来た!」
史路喜は美味しそうな色々な料理を作った。
今日史路喜が料理が得意ということを初めて知った。
拓也「美味ぇよ!これ!」
史路喜「だろ!でもその割には食ってないが...」
海斗「拓也の胃はそら豆くらい小さいからね!」
拓也「海斗だって脳みそ団子サイズだろ!」
海斗「今関係ないだろ!」
めちゃくちゃ食ってしまった。流石史路喜母は料理研究家ってだけあるわ...
時間も時間なので、もう寝ることにした。
明日から楽しみだ。
次回
遂に旅行本編開始!
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