「オレが騙してるかもしれないし」

「それはないよ、だってさ、わかんないよ？」

「おまえの肝臓と腎臓、狙ってるかもしれないよ」

「あげるよ♡」

「いらねーよ(笑)使い物にならねーよ」

「なるっちゅーの。逆にだよ？おにいちゃんも私がいてよかったと思うよ」

「なんで？バカだから？」

「違うよ！なにがよ！なんでよ！」

「なんでそうやって押し付けるんだよ、私がいてよかったって」

「だってさ、だってみんなそうやって言ってるもん」

「なに？＊＊＊さん(おにいちゃんの名前)としのさんでよかったって？」

「そうそうそうそう。だって逆に言えばそうだよ、おにいちゃんさ、オレが何とかしなきゃって思うタイプじゃん」

「あー、オレはね、うん」

「だからそういう風なのを逆手にとって、例えば使われちゃうみたいな」

「それは100%ないから大丈夫」

「でしょ？だよな、おにいちゃんはね」

「そういう風に見られてるならそれでいいの」

「見られてる風を装うってやつね」

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