7話 「 Time out? 」
「おい!もっとスピードでねぇのかよ!」
「法律ギリギリ!二人乗りなんだから仕方ないでしょ!」
「てか場所は!?」
「多分再桝通り公園!」
深夜二時過ぎ
ブロロロロロロロロ
(来たな!)
それと同時に涼から連絡が来た。
「ついた!メット忘れないで!」
すぐにヘルメットを持って外に出た。
「へっ!こんな時におめぇのバイクが役に立つなんてな!よし!とっととだせ!」
今の状況だと相当あぶねぇな…
「そうだ、この子少し調べてみたんだけど、結構最近できたアカウントでそこまで投稿がなかったからよくわからなかったんだ。」
「それでも場所割れたなら上出来だよ」
そう言うと涼は驚いたような顔をした。
「んだよ!」
「いや、よーやんがそんなこと言うなんて珍しいなって思ってさ」
「お前、これ終わったらシメる」
「ひどっ!ってそんなこと言ってる間にもう着くよ!」
「人影は…いたっっ!!!」
「あっ!完全に止まってないのに降りたら危ないよ!」
間に合え!いた!
「おい!早まんな!」
「ふぇ!?なんだよ!」
は?女性じゃなくておっさん?
「いてぇよ!離せっ!んだよ!」
どうゆうことだ?
「早まるなって、俺が自殺するみたいだろ、そんな急いでなんなんだよ」
「てことは、おっさん自殺しようとしてるやつじゃない?」
「自殺?そんなことしないよ」
てことは!
「やべぇ!!!涼ッ!!ここじゃねぇ!!」
だとしたらどこだよ!くそ!
だとしたらヒントがなさすぎる!
「なに?兄ちゃんたち今自殺しようとしてる子でも探してるのか?」
「あぁ」
「なに?今?なう?」
「そうなんです、早くしないと…」
「人の命がかかってるなら早く!ん?この名前…」
そう、おっさんは、なにかに気づいたようだ。
「これ………………………」
現在時刻3時半
最後の投稿から約20分
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