山肌の護岸の切り立ったコンクリートから、垂れ下がったアケビをなんとか取ろうと悪戦苦闘したのを思い出しました。
野生の果実には、えもいえぬ魅力がありますね(笑)
作者からの返信
いつも読んでいただき、本当にありがたく存じております。
今日は更に、感想まで頂戴し、非常に嬉しいです。ありがとうございます。
アケビ、子供の頃に、山の中に生えていたのを、祖父や父や近所のお兄さんなどに採ってもらって食べました。
ああいうものは、なかなかに採りにくいところに生っているのが常ですね。
採りやすいところに生ったものは、すぐに他の誰かに採られたり。
また、苦労して採ったわりには、実際の味は大したことがなかったりするんですよね。
それでも、天然物は栽培物に優る心のときめきがあります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
子供のころは、果実の生る木はおやつの生る木。桑の実、おんこのみ(一位の木に成る赤い実。種は毒と言われますが。)草イチゴに冬イチゴ、モミジイチゴなどなど、
イヌビワの実と書かれていて、少し驚いたのです。私は山登りやハイキングを少ししてたので、木や草花の図鑑も時折読みなどしたのですが、イヌビワは蜂が寄生すると書かれてあったので、見つけたとしても、食べるのは、無理かなと思っておりました
作者からの返信
イヌビワコバチですね。
イチジクの仲間は、虫と共生関係にありますね。
イヌビワコバチの雄が寄生したり、雌が産卵したりするのはイヌビワの雄株ですね。イヌビワの雄株を食べる人は、まずいないでしょうね。
甘いのはイヌビワの雌株ですが、ここにも、イヌビワコバチの雌が産卵しようと誤って入り、産卵できずにそのまま死んでしまうという悲劇が。それでもイヌビワにとっては受粉のための大事な客人ですね。
割って見て、特に虫が見当たらなければ、僕はあまり気にしません。
それに、虫を食べたとしても、実害はないでしょうから。
気持ち悪いというのはあるでしょうけれども。
イヌビワ、カジイチゴ、ムベ、検索して画像を見てみました。私も食いしん坊なので、どれも美味しそうです!
むべなるかな、の語源だったとは、勉強になりました。
街中にも自然は豊富にあるものですね。
当方のエッセイもお読みいただき、ありがとうございます。
こちらの随筆集、とても面白いです。
作者からの返信
読んでいただき、コメントまで頂戴し、ありがとうございます。
面白く読んでいただいたとのこと、非常に嬉しく、何よりに存じます。
「むべなるかな、の語源」とおっしゃる件に関し、本文中舌足らずな物言いで、誤解を産んでしまったかも知れません。
大変、失礼をいたしました。
天智天皇の「むべなるかな」の伝説は、広く伝わっている有名な話ではありますが、記紀などに記載されているわけではなく、出典が不明です。
僕は後の世に創作された俗説と見ています。
そもそも、この果実が天智天皇の時代(上代)にどのように呼ばれていたかは、実のところ定かではありません。
文研研究などに基づき、上代の日本語を集めた『時代別国語大辞典 上代編』(三省堂)にも、この果実の名を「むべ」とする記載はありません。
それらのことを本文中明記していなかったため、今から読み返してみると、誤解を生ぜしめる可能性があったと反省しています。
申し訳ありません。