「ま、そりゃそうだけど。私がおにいちゃんが、昔こういう恰好してもらったんだって言ったらムカつくもん」

「えー、何言って？」

「ほんとに言ってる？ｗ」

「ほんとに言ってるよ。わかんないから聞いてるんじゃん」

「だからそういうことだよ。おにいちゃんが言ったやつは一通りって言うか全部」

「なんだよ。なんだよ、一通りって。何パターンあるんだよ」

「何パターンってｗだからー」

「だから言ってみな？」

「だから、ぜ、全部あるよ・・・」

「だからなんだよｗおまえの口から教えてくれよ。早く」

「なんで私の口から言うのー！？」

「言わせたいんだもん。言えよ」

「なーーんで！ちゃ・・・なんで私の口から言うの？」

「口聞いてやんないからな、言わないと」

「何を聞くの？」

「口聞いてやんない」

「なんでよｗ聞いてよ」

「早く言えよ」

「だから・・・、じゃ、なんだと思う？」

「わかんない。全然わかんない」

「いや、わかるでしょ？」

「わからないって」

「わかる！生きてんだからわかる！」

「いいから教えて。はい、どうぞ」

「・・・じゃ、怒んない？」

「うん、怒んないよ」

「・・・怒る？」

「怒んないってしつこいなｗ早く、ちゃっちゃと言えよｗ」

「ちゃっちゃと言ってそれで私、昔、男にもうアレでしょ、すごく好きだった人に私最終的にフラれたんだからヤダよ」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい