また目が覚める

かっぴーTAKA

目覚まし

第1話 朝

今日も目が覚める。

少し寒い朝だ。

冷たくなったコーヒーを飲み、パンをトースターにセットする。

ゴォォォという音と共にテレビの電気をつけ、

ゴォォォという音と共にニュースをみる。

「今日、栃木県でコンビニ強盗が発生しました。

現在も犯人は逃走中で、黒い服、黒いニット帽、ジーパンを身につけていたとの情報があり、情報を持っている方は栃木県警に教えてほしいとのことです。次のニュースです。政権交代してから...」

パンが焼けた。

ようやくこの雑音から解放される。

眠い目を擦りながら冷蔵庫からバターを取り出し、バターに手をかけたその時、床にバターを落ち、バターが床に散乱した。

片付けしなくちゃいけない怠さと共に眠気が襲う。

床のバターを片付けて、冷めたパンにバターを塗るが、バターが溶けずに固まったバターが乗ったパンを皿に盛り付け机に運ぶ。

皿を机に起き、席につく。

そしてバターとパンを口に運ぶ。

うまい。

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