Blue Sky in Tokyo

卯月悠凛

プロローグ

 夢を、見ていた。


 まるで水の中にいるようで……。


 でも、全く苦しくない。


 ふと、体が軽くなるのを感じた。


 自由に動き回れるようになったみたいだ。


 上を見ても、空は見えない。


 小さな波に押されながら、空間を進んでいく。


 宙に浮いているような気分だった。


 いや、本当に浮いているのかもしれない。


 どっちにしろ、とても居心地のいい場所だということに変わりはない。


 すると、急に波が強くなった。


 また押し流されて、どんどん先へと進んでいく。


 その先に、一筋の光が見えた。


 何も考えず目を閉じ、その光へと向かっていった……。























 Blue Sky in Tokyo

















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