失恋?!告白?!終わったら教室へ向かいましょ!
d雷⊙人⊙風b
失恋します?!いえ、友情は途絶えません!+告白?!いえ、奢りです!
今日こそはと息を飲み、彼に告げようと心に誓った。今から彼に言うんだ……。
オレ「なんだよ。マサ」
彼はいつも通り私を愛称で呼んでくれる。
なんていうのかな……。
下腹部が温かい。
今言わなきゃイけない気がする。
言おう。今言わなきゃ!
雅美「何度も言うけどもう構わないでって言ってんの(泣) 私達もう無理なの!周りにはもっとイイ子達沢山いるじゃない?なんで私ばかり……」
雅美「
雅美「私なんて女子としての魅力なんて欠片程しかないもの……。葉、アンタはこの状況ですら私と同じ道を歩むつもりなの……?」
オレは瞼をそっと閉じつつ汗を拭った。
マサ、お前をひとりになんて出来る筈ねーんだよ。
お前とは並んで居たいからな。
オレ「……マサ、確かにオレはお前と同じ道を歩むさ」
いや、いやいやいや!
ワナワナと肩を窄めて両手で顔を覆う雅美。
雅美「いやよ!そんな同じ道なんて!」
ポロポロと大粒の雫が溢れる。
量の多いコト多いコト。
オレ「何言ってんだよ。オレとお前の仲だぜ?他の奴らよりも太いから安心しろよ」
雅美「
ふぅ〜。
やれやれコイツはいつもこうだよな。
太いのは初めて会ったあの日から変わっちゃ居ない。
いや、寧ろ昔よりも本能に忠実になったと云うべきか?
ここは太いというより図太くなったと云うべきか……。
雅美は少しの焦らしプレイと感じたのだろうかは定かではないが、校内の男子の為のスペースの一角で羞恥心の為か頬を朱色に染めあげていた。
オレ「今は……無理だ。いつも通りイこうぜ?」
アンタはホント……。
雅美「葉!アンタって奴は本当に意気地無しよ!いいじゃない、減るもんじゃあるまいし!え?何?場所?場所が悪いの?いいじゃない!今結構良い雰囲気だったし、私結構ウブな雰囲気醸し出してたと思うわよ?!」
オレ「ええい、やっと
オレ「大体ずっとコッチが黙って途中まで話聞いてりゃ、確かにオメーのは太いさ!最初は自分の目を疑いもした!だがな……。鍛え上げ方が違うから今はもはや眼中にねーんだよ!!」
雅美「ヒドイ!私のを最初見た時興奮してたクセに!!」
オレ「バカヤロウ!オレと張り合えるヤツが今まで居なかったから当たり前なんだよっ!大体な、年頃の男子高校生なんて世間の可愛い女子にしかぶっちゃけ興味ねーんだよっ!それで皆のは成長するんだからな!」
雅美「ソレは極論過ぎるわ!大体私を求める需要もある筈よ!!」
オレ「ハイハイ〜。あるかもね〜」
雅美「かっる!軽いわ!アンタそんなチャラかったの?!」
オレ「大丈夫だ。オメーぐらいだからさっ。こんなコト言えるのは」
雅美「あ〜ナルホド〜照れ隠し……(*´艸`*)ポッ」
じょぼじょぼじょぼじょぼ…………。
ニ人「ふぃ〜。今日も白熱した試合だった!」
闘いが終わり、手を洗いアルコール消毒をして握手をした後、爽やかな表情を浮かべて教室に戻るニ人だった。
★ ☆ ★ ☆ ★
葉と雅美の戦いのタイムを測り終えたばかりの倉野と橋岡の二名。
葉達が教室に帰ったあと自分達の番がヤってきた。
くらっち「今日もあの戦いでお二人さんがニ強過ぎたな〜」
はっしー「ええ。正直言ってリーチの差が大きいのでボクは不利です。しかし彼、葉はマサよりも太長いですねぇ」
くらっち「ああ。だが勝負は互角。つまり……」
橋岡のノーフレームメガネが光った。
はっしー「……抑えて、いる?!あの長さで!?」
太っ腹を気にせず制服からはみ出した倉野は、そこに妙手を見出した。
くらっち「今度、
はっしー「この土地に来てまだまだ慣れないので、お誘いはありがたく受けますよ。宜しくお願いします。んっ」
チョロチョロチョロ……。
くらっち「ハハッ、イイ返事だ〜。うっし、教室に戻るか!」
はっしー「ハイッ!」
くらっち(ふぅ〜。今日は互角だったか。しかし、葉とマサのレベルはこんなもんじゃないからな。稲荷鞘神社で神頼みして
ニ人は手を洗わずにクラスに戻った。
いやいやいやお二人さん、手は洗おうよ。
ココ便所だよ?
失恋?!告白?!終わったら教室へ向かいましょ! d雷⊙人⊙風b @gattoh_gw_
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