君が時空を超えるなら

祥之るう子

プロローグ 君が時空を超えるなら

 ねえ、みんな。

 運命って、信じる?


 もし、自分が生きてる世界が、全然知らないうちに、全然知らない人たちのために用意された世界だったって知ったら。


 みんなはどうする?

 

 私は、知らずに生きてきた。

 自分の世界が、自分でも気付かないうちに、知らない誰かのしいた予定レールに乗せられてたなんて。

 そして、その知らない誰かと、戦うことになるなんて、想像すらできなかった。


 ほんの一週間前、私の目の前に現れた君が、戦うために時空を超えて来たなんて。


 ほんとに、全然。想像もできなかった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る