転生したら、捨て子でした。

文夏

第1部 捨子でした。

エピローグ

あれ?寒いし、お腹がすいたわね。

あれ?ここはどこ? それにしても、寒い。

凍えてしまいそうじゃない。起きよう、身体が動かない。

簀巻きになってるの?周りは・・・ 見えない・・・

闇夜?どうして、こんなになったのかな?

あ あたしこのまま死ぬのかな?

路上で凍死?嫌だな。

45才おばさんが、路上て凍死って、仕事場に行けない。

死んだのなら、仕事に行けないからいいか。


足音が聞こえてくる、誰か近くに来ている。

そうだ、声を出して、助けを呼べばいい。

おぎゃーおぎゃー誰か助けて

何?赤ちゃんの声・・・もしかして、あたし

もう一度 「おぎゃー助けて」やっぱりあたしの声だ。


転生?

ファンタジーの世界の本だっけ?

ゲームの本?ノベラ?もうどうでも良いわ。

それとも 夢の中? 

どうでもいいから、早く、この寒さどうにかして、死んでしまいそう。



「えっ 赤ちゃんよ、バート」

「何?こんな所に赤ちゃんがいるはず・・・・ いた」

おぎゃー助けて

「寒かったわね。もう大丈夫よ。一緒に帰りましょう」

あたしを抱き上げた。

「レス 早く帰って、温めてあげよう。話はそれからだ」


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