なんにもならない

ハイイロカラス

怖い話

●「怖い話ってあるじゃん?」

▼「唐突だな。」

●「3ヶ月に1度くらい、意味もなくネットで調べたりして夜眠れなくなるんだけどさ。」

▼「かわいい」

●「あの手のお話ってさ、オチがあるべきだと思うんだよ。」

▼「ほほう?」

●「書き手の体験した不思議なことを沢山説明した挙句、『あれはなんだったのだろうか・・・』みたいなのされると『は?』ってならん?」

▼「そこまでの熱意で怖い話を読んだことねえよ。」

●「こっちはワクワクしながらオチを待ってるのに梯子を外されるとか人のやることじゃないだろ。」

▼「怖い話なんだから大抵人じゃないんじゃね?」

●「あ、今ので思い出したけど、『本当に怖いのは人間なのです・・・』みたいなのも冷めるよな。」

▼「話に落ち着きが無さすぎる・・・」

●「人間の怖さを求めるなら、怖い話掲示板とかわざわざ見ないっての。Tw〇tter巡回するわ。」

▼「イメージでしかないけどお前全然知らん人のつぶやきにクソリプしそうだよな。人の話全然聞かねえし。」

●「シンプルな罵倒。クソリプなんてしねえよ。」

▼「まーお前基本見る専門だもんな。・・・で、なんの話しだったっけこれ?」

●「怖い話にはオチが必要って話だよ。」

▼「あーそうだったそうだった。んで?具体的にどんなオチならお前的にありなわけ?」

●「最低限お札を見つけることだな。出来ればそのお札の理由もあるとなおよし。」

▼「へー、意外と基準が緩いじゃん。」

●「まあ金を出してるわけじゃねえし、あんまり多くは求めちゃいけないだろ。」

▼「意外と良識的・・・」

●「ただまあ、その程度のオチもない話には、絶対『オチは?』ってコメントつけるけど。」

▼「クソリプしてんじゃねえか。」

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