Raftの世界で生き残れ!19日目 レシピ
きっかけは、些細な出来事だった。
「漂っている筏」を見つけてカゴを取りに行ったら、中に見慣れない紙が入っていた。
「なになに、野菜のスーブボベベボボガビボ」
危うくサメの餌にされかけたが、どうにか筏に帰ってきた。
「なになに、『野菜のスープ ポテトまたはビート×4』。」
ああ、こんな料理が食べたい。
焼き魚を食べている時、ここに1つまみの塩があればと何度思ったことだろう。
一応ミルに見せて見ると、
「ああ、これが食べたいの?いいわよ。それにしてもレシピなんてよく見つけたわね。どこで見つけたの?」
なんて言ってきた。
え、食べれるの?
「そうと決まれば鍋を作らないとね。厚板とプラスチックくらいはあるから、金属を3つ精錬して、1つはねじにして。あ、でも研究してないから作れないのか。じゃあ研究用にもう1個精錬しとかなきゃね。研究といえば、鍋のクラフトも開放してないから、粘土の調査もよろしく。それとぶどうのベトベトもいるから頼んだよ。」
「ほえ?」
「ああ、ぶどうのベトベトって言うのは、コウスケが前作ってた海藻を精錬したやつだから。」
それだけ言うと、彼女は去って行った。
ひどくね!?
まあしゃーないので、作業場に引きこもった。
ふと外を見ると暗くなっており、下の空き地に看板らしきものが立っているのが見えた。
なんだなんだと見に行って見ると、そこにはこう書かれていた。
『レストラン建設予定地(コウスケかカノヤ頼んだ!)』
と・・・
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