Raftの世界で生き残れ!  13日目 「叫ぶ者」

朝。嫌々身を起こす。

グワァァァァ。

島へ1歩を踏み出すと同時に、例の耳障りな声が聞こえてくる。

その瞬間、後頭部に、鈍器で殴られたような激痛が走った。

岩が落ちてきたのだ!

しかし、次の瞬間には、痛みは消えていた。

それがこのRaftの世界の不思議なところだ。

ただ、周りに崖があったわけでもない。

空を見上げると、上空を旋回する1つの影があった。

それは…岩を落として攻撃する、「叫ぶ者スクリーチャー」だった。

1度着陸したかと思うと、岩を抱えてこちらに1直線に向かってきた。

僕は弓を構え…ヒット!

2発、3発と当てていき…4発目を構えたところで、

僕とは180度逆方向に向かっていった。

山の向こうに進んでいったので、一安心して作業を再開しようとすると、

「きゃぁぁぁぁ!」

「!?」

僕は素早く状況を把握し、山の向こうに走っていった。

すると、倒れているカノヤも発見。弓を構え、周りを警戒。

タタタタタ

足音がする方を見ると、ミルも走ってきていた。

しかし後ろには…イノシシもいた。

ミルにカノヤとスクリーチャーを任せ、僕はイノシシを倒した。

しかし、スクリーチャーは体力が多らしく、2人掛かりでも10分はかかった。

そして安全に作業をし、筏に戻った。

これでやっと、大きな島を攻略できた。

また会うことになるだろうが、さらばだ、大きな島。

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