【爆笑コント】図書館行ったら司書がヤバイ奴だった件
水ManJu
第1話
俺は図書館に来ていた
「すいません。パソコンで図書館の本を検索したいんですけど……使い方が分からなくて」俺は図書館司書に照れ笑いしながら言う。
「すいません。僕も使い方分からないんです」司書は言った。
「なんなんだよ! お前はなんで図書館に勤めてるのに使い方分からねーんだよ!」俺は言った。
「すいません。働き始めたばかりなんです」司書が言う。
「えっ? 新人さん? それなら仕方ないな。じゃあベテランの方呼んできてよ」俺は言った。
「すいません。今日は職員は僕だけなんです」司書が言った。
「え? ワンオペ? 新人さん一人で図書館回してるの? メチャクチャ大変じゃん」俺は言った。
「確かに大変ですけど、人間関係は楽ですね。ここで働き始めてから嫌いな上司をパワハラで追い詰めまくったんで」司書は言う。
「いや、怖すぎだろ! どんな新人なんだよ! 入って早々上司にパワハラするなんて! 普通逆だろ!」俺は驚いて言った。
「返却の時のバーコードをピッ、ピッすんのおせーんだよ! もっと早くしろよ! お前! って言ったら次の日から来なくなりました。最近の上司は甘やかされすぎですよ」司書は呆れたように言った。
「いや、お前が言うのかよ! そりゃ上司来なくなるわ! プライドズタズタだわ! いやでも、上司から部下にそんなこというのも本当は駄目なんだけどな……」俺は言った。
「そうでしょ? だから下剋上ですよ。やられたらやり返さないと」司書は言う。
「戦国時代かよ! 物騒だなぁ。お前」俺は言った。
「ま、そんなことはどうでもいいんで、一体何しに来たんですか?」司書は言う。
「本を借りに来たんだろうが! 何しに来たじゃねーよ!」俺は言った。
「えっとどんな本をお探しですか? パソコンで探します」司書は言う。
「あの……俺の幼馴染みの女の子が実はアイドルやってて、テレビの生放送中にポロッっと好きな人は俺くんですって言って赤面した後、マネージャーに怒られたからムカついてアイドル辞めるから責任取って俺くん結婚して! ってDMが100件近く連続で来たんだが……って言うタイトルなんですけど」俺は照れながら言う。
「えっ? すいません。もう一度お願いします!」司書はパソコンの前でキーボードを押しながら言う。
「ですから……俺の幼馴染みの女の子が実はアイドルやってて、テレビの生放送中にポロッっと好きな人は俺くんですって言って赤面した後、マネージャーに怒られたからムカついてアイドル辞めるから責任取って俺くん結婚して! ってプンスカDMが100件近く連続で来たんだが……って言うタイトルですけど……」俺は言う。
「すいません! もう一回お願いします!」司書は手を合わせて俺にお願いした。
「もう言えるか! なぁ! 恥ずかしいわ! 勘弁してくれよ!」俺は言った。
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