#3. 『幸』


 幸 (さち)


 年齢 ??

 身長 135㎝

 体重 ?? (概念種の特性故に重さを持たない)


 趣味 日向ぼっこ、囲碁・将棋等の和式盤上遊戯ボードゲーム

 好きなもの 夕陽、甘味

 嫌いなもの 夕陽を害するもの





   人物


 古く旧くより伝えられる日本の怪異、怪奇に在る最古参の人外。その真名を座敷童子。

 本来は極東に伝えられる存在として妖怪種のカテゴリーに属しているが、長きに渡って語り継がれてきた弊害によって人からの認知を歪められた結果、妖怪種に加え妖精種と概念種の性質を付与されてしまった。それによって本来は古強者の大妖怪として君臨していたはずの座敷童子の性能ランクも大きく低減してしまっている。

 とある事情により日向夕陽との邂逅から彼と行動を共にし、また彼に最大限の信愛と信頼を預ける関係となっている。『幸』という名を受け取り、人と人外との契約を概念種の特性による〝憑依〟を以て交わしているが、その代償は完全完璧に無償のものとなっている。

 人外として三重の性質を所持しているが、それがかえってそれぞれの性能を阻害し本来の能力を引き出しきれずにいる状態。もし幸が元来の妖怪種単一としての存在性能のみを保持していれば、その脅威は並の人外を遥かに上回るものとなる。




   性格


 基本的には内向的で、自ら望んで家を出ることは滅多にない。常日頃から夕陽の登校を見送り、家で時間を潰し、夕陽の帰りを待つ一日を過ごす。

 自ら何かをするという行動はあまり取らないが、夕陽が望むこと、夕陽の為になることであればそれまでとは打って変わった積極性を見せる。逆に、彼の危険に繋がる行為や行動は身をもって止めに入ることも珍しくはない。

 夕陽と行動を共にする際は〝憑依〟の能力をもって彼との同化を果たすが、あまりにも深く同調し過ぎると痛覚まで接続してしまうことに関しても童女としての幼いメンタルでは考えられないほどの胆力でこれを耐え抜く強靭さを持つ。

 自身より宿主兼取り憑き主である夕陽の安否を最優先にして動くので、夕陽とはお互いに庇い合う形で常に戦闘を行う羽目になる。それがこのバディーの欠点・弱点であると同時に、代償を伴わずに〝憑依〟のパフォーマンスを最大限引き出すことの出来る利点にも繋がっている。

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