いつかの栞
しろきち
なにげなく
久しぶりにこの本を開いた。
ふと目に映ったから手に取ったこの本。
あぁ、そういえば読みかけだったな。
パラパラとページを捲っていた私に、栞がその事を教えてくれた。
もうちょっとで読み終わるところまで来てたのか。
夢中になって読んでいた記憶があるのに、
なんでここで止まってるんだろう。
せっかくいい作品なんだから、最後まで読みたいな。
ずいぶん間が空いてしまった。ここから読んでわかるかな。
どうせなら、最初から読み直そうか。
栞のあるページを試しに読んでみる。
あぁ、そうだこんなシーンだった。
こんな会話していたっけ。
ぱらり。
おっと、読み始めてしまったじゃないか。
今は、あんまり時間がないのに。
本を閉じる前に、栞をはさんでおかないと。
いつかの栞 しろきち @sirokichi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます