歪んだ円環

緩やかな断続 意識の円環

唐突の忘却 記憶の還元


鈍重な継続と 軽快な終焉

終わりある始まり 始まりなき霧散


ほらご覧 

人は思い出したように

死んでいるんだよ

そしてまた 生まれてくる

君だって もう何度目かの君

その度 僕らは巡り合う


そう 夢のように 現実のように

ほら 泡のように 石のように


綺麗な輪っかが できるまで

あと少しだよ 待っててね

そしたら 輪っかを二つに割って

僕と君とで 分け合おう


だからね 今も 

君の望む 直線を

僕はチョークで 描き続ける

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