3

「まゆちゃん折り紙しない?」


「うん折り紙しよう」


机の引き出しから折り紙を出して遊ぶことにした。


「今ね、鶴折る練習してるの。むずかしいんだよね」


「ゆいちゃん鶴折るの一緒に練習しようか。教えてあげる」


「まゆちゃん教えてくれるの嬉しい♪」


まゆちゃんに教えてもらいながら鶴を折ることが出来ました。


「上手に折れたね♪」


「うん、まゆちゃんありがとう♪」



「ゆいちゃん夜ご飯出来たからいらっしゃい」


「まゆちゃん、おばあちゃんおじいちゃんとご飯食べてくるね」


「わかった。また明日遊ぼうね」


「うん♪まゆちゃんまた明日ね」


まゆちゃんと別れてご飯を食べたあと


おばあちゃんに聞いてみた。


「ねぇ、おばあちゃん私の部屋にまゆちゃんって女の子がいるんだけど知ってる?」


「まゆちゃんって・・・もしかして・・・ゆいちゃん、その子は9歳ぐらい?」


「うん、そのぐらいの私に少し似てる女の子だよ」


「そう・・・この家にいたのね・・・。舞夕は私の娘で、ゆいちゃんのお母さんの妹で9歳のときに病気で死んじゃったのよ」


「まゆちゃんがお母さんの妹?死んじゃってるの?でも、まゆちゃんと、さっきお喋りして一緒に遊んだんだよ」


「ゆいちゃんには舞夕が見えてお喋りも出来るのね。おばあちゃんには一度も見えたことないのよ。他の人には絶対言わないでね。家族にだけ話すこと。約束してくれる?」


「うん、誰にも言わないよ。約束する」


「おばあちゃんとの約束よ。覚えていてね」


「はーい」

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