第109話王都冒険者ギルド

ボクは念話でホタルさん達と連絡を取った後、王都の冒険者ギルドへ向かった。


サリアス陛下達は、今のところ大丈夫みたいだから、冒険者ギルドに行ってライムとティムを冒険者登録して、どこかでレベル上げてパルム達の進化させる事にした。

不安だけど…

ほんと不安しかないけど…


でもやらないと…この国の子供や女性を守るために陛下が必要だから、他の人ではダメだから、サリアス陛下は絶対守るの。


ティムとライムだけでも十分だけど、何があるかわからないし、パルム達うるさいしさっさとレベル上げて進化して貰う。


だいたいボクのステータスが低く過ぎるんだよね魔力以外…


人族の同じ年齢の冒険者の平均ステータスがこれだから


種族 人族 年齢 13歳 ♂

身長 140cm ~150cm

LV.30

HP 1200/800~1200

MP 1000/250~1000

ATP 800/600~1800

DFP 800/600~2000

AGI 800/600~1500



それで今のボクのステータス


種族 天人族(4500/5000)

年齢 13歳 ♂

身長 100cm 15kg 銀髪ロング

LV.30 (1/150000)

HP 180/200

MP 285000/880000

ATP 100/200

DFP 100/200

AGI 100/200

INT 860000/1150000

スキル スライムマスターEX 吸収LV.5 錬成EX 気配遮断LV.5 製錬EX 調合EX 土属性LV.7 料理LV.5 掃除LV.5 召喚LV.5


はぁー

なんなのこの低さ…

天人族なのに…

最弱だぁ…

ほんとスライム達いなかったらボク死んでるね…


でもこのまま扱いにくいスライムだけなのかなぁ?

まともなスライムいないのかなぁ…


そういえば前ライムが言ってた気になるスライムが近くにいるんだよなぁ…

なんかまともなスライムのような気がするんだけど…

もう少し情報がほしいかな…


でもスライム達って、女神様からボクの事聞いて、仲間になるために行動してるんだよね?

まだ仲間になってないなら、ティムと同じ様に、スリープモードになってる可能性あるかも…


もしそうなら見つけるの大変じゃない?

パルム達の進化終わってから聞いてみよ。


そうだ!あの二人に言っとかないと


「ティムとライム二人共ステータスはちゃんと偽装してね。

二人のとんでもないステータス知られたら大騒ぎになるからね。

それと二人のそのとんでもない能力も、緊急時以外使うの禁止ね。

特に強いスキルはダメだからね。」


T「わかりました。ご主人様が危険な時は解放しますね。」


R「マスターの言う通りにするの。ライムもマスターが危ないときは全力だすの」


とにかく二人共ボクの言う事を聞いてね。


王都の町を歩いてても、ティムとライムのせいで、じろじろ見られてしまった。

大丈夫かなぁ冒険者ギルド…


暫く街中を歩いてやっと冒険者ギルドに着いた。

ここが王都冒険者ギルドかぁ

やっぱり大きいなぁ…

3階建てだよ、凄くない?人もいっぱいいるんだろうなぁ…


「ライムボクは扉に届かないから開けて!中に入るから」


「わかったの」


ライムはボクの前に出て扉をあける


ガチャ


人の多さにポルムがボクにくっついて来る。


「ミレイ!手をつないで、怖い…」


ティムがボク達の前に立ち手を引いて歩きだす。


「ご主人様参りましょう。」


カッカッ…


何この子凄いんだけど…

その隣を白狐族の姿のライムが歩いて受付カウンターに向かう


ティムとライムは背が高くて美人だからめちゃくちゃ見られてる。


ザワザワ・・・・


これだけ人が多いと、いくら冒険者の意識改革で、絡んで問題を起こす奴が少なくなったとは言え、絡んでくる人いるかも…


ザワザワ……


ボク達が入ってからギルド内がざわついている

ポルムはボクの腕を強く掴んで離そうとしない


人が多いしこれだけ見られてたら、ポルムが怖がるのわかる気がする。

受付に着き、ボクがライム達の前に出ると、ギルド職員が話しかけて来る


「ようこそヤールクト冒険者ギルドへ私ガーベラと申します。お嬢様今日はどういったご用件でしょうか?」


この受付のお姉さん優しそう…

ボクは冒険者登録について尋ねた。



「あのこの二人の冒険者登録お願いしたいの。ここでできますか?」


受付の女性は丁寧に対応してくれる


「はい!登録できますよ。お嬢様お二人はどうされるのでしょうか?」


ボクとポルムはお互いの冒険者カードを見せる


受付のお姉さんがボクたちのカードを見て驚きぶつぶつ言ってる


『え?ランクC・・しかもBランクの条件もクリア済みって…凄いこんなに小さい子供なのに…』


「あっ失礼しました。このお二人ですね。ではこの用紙に必要事項を記入して下さい。」


ライムもティムも用紙を受け取りスラスラと記入して行く

そっかボクの記憶とか情報全て入ってるから文字書けるんだ。

二人が用紙を渡すとガーベラさんが処理してくれる


「はい!では確認しますね。ライム様は得意武器は拳…ティム様はホウキ?でよろしいでしょうか…」


え?二人共それでいいの?

受付のお姉さんも驚くの無理ないよ、ライムなんて腕白くて細いし、ティムなんてホウキっていつの間に用意したの?意味わかんないよ…


「はい!それでいいの」

「ご主人様に群がるゴミを掃除するにはホウキが一番です」


ガーベラさんもこいつ何言ってるのって感じで見てる…

二人は冒険者の説明を受けた後、犯罪者履歴確認の魔道具に触れる。


「はい!問題ないみたいです。これがお二人の冒険者カードになります。

ライムさんは白狐族戦闘スタイル拳闘士、ティムさんは人族メイド戦闘スタイルは棒術・掃除…で登録させて頂きました。

これがお二人のカードです。」


二人に冒険者カードが渡される


二人はカードを受け取りお辞儀をする。


「「ありがとうございます。」」


よし!登録も無事終わった。

これでクエスト受けるついでにパルム達のレベル上げてドキドキの進化だ!


ほんとどうなるんだろう…

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