第15話森のお家から町に行くことにしました。

 ボクたちは、あれからも何個かキラーアントの巣を全滅させて、森の隠れ家に戻って来た。


 めちゃくちゃ疲れたぁー

でもみんなかなりレベル上がったよね。

毎回数千とか万クラスの巣を全滅させてたからね。


まぁスライム達の性格に、振り回されて毎回ドタバタで大変だったけど、扱い方もだいぶわかって来た。

それぞれ得意なことあるし、このスライムチームいいかも♪


ボクはレベル上がっても、MP以外大して変わらなかったけど・・ショック


 ほんと凄いよ、レア種のステータス!

個々の特徴が凄いし、特に吸収の能力がほんと凄い!


スライム単独で、Dランクの魔物倒すの難しい子いるけど、連携すればAランクも倒せるんじゃないって、思うくらい凄く強くなってる


 多分ご褒美で、ボクの体液を全員が取り込んでから、スキルレベルが上がるのも早くなったし、繋がりも強くなった。

ボクも、スライム達の能力、かなり使えるようになったんだよね。


 森の隠れ家で少し休んで、今日もレベル上げで森の中に来て魔物を狩っている


 ピキー『倒すのぉー』

 ピキー『バンやるのぉ』

 ピキー『ご褒美なのぉぉ♡』

 ピキー『マスタと一緒ぉ♡』


 相変わらず、よくわからない掛け声だけど、ボクとスライム達は、一応連携技も覚え、相性のいいコンビネーション攻撃もできるようになって。

もうCランクなら、余裕で倒せるくらいになった。


『あ!身体が軽くなった♪またレベル上がったんだ』


 ライムが喜び飛び跳ねる

 ポヨンポヨン


 スライム達の動き見てて、ももうBランク程度なら、連携すれば問題なく対処できる。

たぶんランクAの魔物もちゃんと、みんなが連携してくれれば、倒せると思うくらいスライム達は、レベル上がり強くなった。


ただボクは、何故かレベルがあんまし上がらず、低いままだけど、弱い魔物くらいなら倒せるくらいにはなった。


 森に入って2年かぁ・・よく頑張ったよ。

ここまで強くなるとは、ボクはまぁこんなもんでいいかな、弱い魔物なら一人でも倒せるしね。

それに走り回っても、魔法使っても倒れなくなったしね。


レア種スライムの、効率いいレベル上げ方法もわかったし、この森にもう巣もないし、そろそろ町に戻るか。


このままここに留まるより、町に行って、領地の状況見たいし、違う森に行って、レベル上げしたほうがいいかもしれない。


レベルMAXまで、まだまだかかりそうだしね。

それに、お父様やお母様にも連絡したいなぁ


 お母様・・


『みんな聞いてくれる、ボクたちの森でのレベル上げは、ここで終わりにして町に出ようと思うの。

町に出て情報を集め、いろいろなところに行って、様子を見ながらレベル上げしたいのいいかな?』


 スライム達は、ポヨンポヨン跳ねてる、ほんとスライムって面白いなぁ


 ピキー『ライムはマスターについていくの♡』

 ピキー『パルムはマスターと一緒いくの♡』

 ピキー『エルムはマスターから離れないの♡』

 ピキー『ミルムはマスターの一部なの離れないの♡』


 アハハ相変わらずだなこの子達、みんなボクのこと好きみたいだからいいけど、それにスライム達抱いてると気持ちいいから。


ライムに、ボクの魔力塊、毎日溶かしてもらう時凄く気持ちいいし、毎日してもらわないと変になりそうだし・・


 ご褒美でお願いしてからは、みんな交代でやってくれるようになったんだよね。

それで余計みんなと、一体感を感じるようになったんだよね。


特にパルム、エルム、ミルムは凄くエッチな気分になっちゃう・・ 

ボクこのままだとダメになるかも・・

はぁー考えるのよそう


『じゃみんな、今からはボクと一緒に町に行くからよろしくね。

ボクは弱いから、みんながいないとダメだから、みんなにお願いあります。

町に入ると、魔物がいるのわかると大変な事になるから、絶対見つからないように気配遮断して、ボクの服とかに擬態してほしいの』


 ピキー『わかったのぉマスタと一緒いくの』

 ピキー『マスター一緒なの見つからないのぉ』

 ピキー『マスター守るの任せるのぉ』

 ピキー『マスターから離れないの』


『ありがとうみんな』


 みんなボクと一緒に来るって事だから、とにかく町に行って、情報を集める。

ギルドに登録して、お金稼ぐ!

そしてお母様にも連絡して・・ 


ダメだ!ボクを狙ってるのが誰かわからないし、生きてるのばれると、お母様たちに迷惑かかる。


とにかく町で情報集めてからだね。

それからどうするか決めよ。


スライム達のレベル上げと、進化するため全員分の魔石40000個集かぁ…

まぁ大変だけど、辺境伯領は広いし森たくさんある。


みんなでスライムの魔石集めして行けばいいかな


情報だとスライムの魔石は、倒れた所に残ってるはずだ。

人気ないから倒したら、みんな放置してる。

うん以外とたくさん集まるかも…

だから進化の事は少しあとかな


 ピキー『魔石少し持ってるの』

 ピキー『パルムも持ってるの』

 ピキー『エルム集めながら来たの』

 ピキー『ミルム沢山集めてたの』


 はぁー?ボクの考えてることわかったの?

魔石すでに持ってる?みんないつ集めたの?


『えー!みんないつ集めたの?どれくらい持ってるの?』


 ピキー『ライムはこの森の仲間の魔石集めたの』

 ピキー『パルムも隠れてた森の仲間の魔石集めたの』

 ピキー『エルムも同じ森の仲間の魔石集めたの』

 ピキー『ミルムも一緒なの森の仲間の魔石集めたの』


 え?この子達凄いよ、何も言ってないのに何で?どれくらい持ってるんだろ…


 ピキー『ライム達は死んだスライムの仲間をまた増やすために集めてたの』


 ピキー『パルムはまた仲間を森に戻したいからなの』


 ピキー『エルムも同じなの仲間増やすの』


 ピキー『ミルムも仲間増やしてマスターの役にたちたいの』


この子達ちゃんと考えてるんだ。

増やすって意味わからないけど、ライム達も頑張ってたんだ。


ならボクも頑張らないとね。

まだ弱いけどボクには知識がある。

だからボクのやり方で頑張って行く!


 ライム達って魔石って全部集まったのかな?

でもこの子達なら、ほっといても集まりそう…


これからボクのやり方で、領地の事助けたり、いろいろやるから、ライム達の得意な能力を把握しとかないとね。

一応ライム達に、得意なことと、手伝って貰える事聞いたらこうなった。


 ライムは回復・薬錬成・紡績

 パルムは攻撃・精錬成・鍛冶

 エルムは防御・土錬成・工芸

 ミルムは移動・水錬成・調合


なるほどね、後でステータス見せてもらおう、どうなってるか楽しみ♪


『よし♪じゃみんなこれから町に行くからね、森を抜けるまではこのまま移動ね、魔物と遭遇しても戦わず逃げる事いい?』


ピキ『わかったのぉ』

ピキ『マスター攻撃させないの』

ピキ『まもるのぉ』

ピキ『逃げるのぉ』


ほんとわかってるよね、この子達すぐ忘れるから不安だぁ


『町に行くぞぉ―!』


ピキ R,P,E,M『『『『のぉ』』』』



こうしてボクたちは、2年少しボクたちを鍛えてくれた森を離れた。 

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