第9話ステータス

ボクはライムを抱きしめながら聞いてみる


『ねぇライム、ボクにライムたち、スライムの事教えてほしいんだけどいい?』


ピキ『ライムの事?』


あれ意味わかってない?


『スライムの生態について、強いスライムっているのか?』


ピキー『わかる、おばあちゃんスライムいるとてもつぉいの』


強いスライムがいるのか・・じゃ強くする方法わかればなんとかなるんじゃない?

その前にライムの今の強さ知りたいな


『ねぇライム、いろいろ知りたいからステータス見せて』


ピキ『わかったのマスターにわかりやすく見せるの』


【名前 ライム 】

種族 フオージスライム(妖精族レア種) (1/10000) ランクF

♀ 1115歳

LV.1/20(1/1500 )

HP 3/3

MP 300/300

ATP 3/3

DFP 3/3

AGI 3/3

INT 3/3

スキル 吸収LV.3 分解LV.3 消化LV.3 土魔法LV.3 収納LV.3 眷属召喚LV.6 擬態LV.9  製錬精製EX  錬成EX 回復魔法EX 気配遮断EX 状態異常無効EX 不死休眠EX

レイの眷属


何このステータス・・ いろいろ凄いんですけど


『え?ライムってただのスライムじゃないの?』


妖精族レア種?だから生き残ってた?


でもよくこのステータスで生き残ってたね・・

これだとすぐに死んじゃうけど…


あ!これか不死休眠、だからレア種は特別なんだ。


スキルも多いし、それにEXスキルがいくつかある。


ほんと凄いんだけど・・


これ見られたらヤバイよ


ピキ『マスターの今見てるライムのステータスは、特別なスキルや特殊な魔眼がないと見れないの。


普通の鑑定や魔眼は無理なの。


上位スキルの真鑑定、神眼でないと見れなないの。

鑑定、魔眼の上位スキルは、経験値が沢山いるのだから持ってる人いないの』


『えー!そうなんだ知らなかった。

見られる心配ないならいいか…

ねぇライムはどうしたらレベル上がるの?』


ピキ『レベルは魔物をライムが直接倒すと上がるの

LV.1/20は1が現在のレベル20は限界、進化は経験値じゃない同じスライムの魔石』


『なるほど、レベル限界20って低く・・

でも取得経験値も多くなさそうだから、すぐに限界まで上げれそう』


ライムはレイがステータスで勘違いしてる事を伝える


ピキ『マスターステータスの事よくわかってないの説明するの』


『え?だって経験値貯めるだけでしょ?』


ピキ『少し違うの経験値を取得して、レベルが上がるは同じ、レベルが上がると、他の能力も上がるのここが勘違いなの。

上がるのは恩恵分の半分なの。

だからみんなレベル上がっても強い人少ないの』


レイは意味がわからずライムに尋ねる


『え?レベル上がるとステータスも上がるんじゃないの?

恩恵で半分?意味わからない』


ピキ『みな勘違いしてる、レベルアップしたら能力も上がるでもステータス鑑定スキル持ってないと詳しくわからないの。

マスターにステータスの事詳しく教えるの』


ライムはステータスの事をレイに教え始める


『ライムもマスターも今レベル低いからHP・MPの数値に差はないの。


でもマスターは少し違う後で教える


HPは生命力、MPは身体の保有魔素量。


魔素は魔法の元になる物これはレベル上がっても同じになりやすい


レベル1でライムのHP3/3レベル上がると能力増える

例えばHP6/6になるでもATPは違う


レベル1で3/3→レベル2で4/6になる、恩恵分が+1上がって4、でも限界値は6これは努力しないと上がらない。

レベル上がっても、何もしない能力を鍛えないと、恩恵のUP数値分のままなの。』


レイはなんとなくわかったので質問する


『そーなんだ。じゃ剣技ばっかやってる人は、ATPはMAXになっても、DFPとかはMAXにならないって事?

と言う事は同じレベルでも寄生で、レベル上げてる人は強くないって事?』


ライムはぷにぷに揺れながらわかりやすく


ピキ『なの、スキルは経験値をためないと上がらないの。


職業スキル系しか覚えないの。


例えば、剣士の職業スキルは剣技、身体強化、俊足、剣速、防御耐性、斬撃破、真空剣などいろいろあるの。


だから女神様から与えられる職業スキルに、差はほとんどないの。


上位スキルの剣師も、剣技派生スキルが習得しやすく、経験値も上がりやすいだけなの。


努力のしない剣師はいっぱい努力してる剣士の人に負けるの。

女神様は差別しないのみな同じなの』


『なるほどよくわかった。上位スキル与えられて、浮かれてるやつはダメって事だ。

じゃボクのスライムマスターも努力したら凄いってことだ』


ピキ『マスターは違うの。普通の人間にライムたちは眷属にできないの。特別なのぉ』


はい?


『えーー!ちょっと待って!

今普通の人間にできないって言った?』


ピキ『マスターも進化するの。人族の横に経験値でてる。こんな感じで人族(1/1000)』


『えーー!』


マジか…ボクって人間じゃないの?


ピキ『普通こんなのないの。ライムたちと同じ種族が、進化するのかわからないの』


そう言えば神託の儀の時、白い世界で女神様が言ってたこと、特別ってこの事だったんだ・・


それにあの時私達って言ってたけど、女神様だけじゃないって事?

でも特別だけど、何も言われてないから、好きにしていいのかな?


たぶんそう言う事だよね・・


『種族進化かぁ、凄く難しいんだろうなぁ、ライムたちの進化はどうなの?』


ライムはスライムのレベル上げの大変さを話す。


ピキ『ライムたちは、レア種まずレベル上げる経験値が普通より沢山必要なの上がれば上がるほど沢山いるの。


だから限界まで上げるの難しいの。


それから進化条件値スライムの魔石だけを、10000個ライムが取り込んでマスターの身体の一部取り込んで、進化の契約してやっと進化できるの』


『えーー!レベル経験値をMAXまであげないとダメなの?

それと進化契約?体の一部ちょっと怖いんですけど・・


それから魔石10000個しかもスライムだけって…

めちゃくちゃハードじゃん、ライムとは最初に契約してるよね?

また契約する必要あるの?』


ピキー『最初のはマスターとの眷属契約なの。進化の契約はマスターとの絆を強くする契約、マスターが死ぬとライムも死んじゃう


でもマスターは死ぬことないから・・

絆の契約だから、能力も継承するからマスターも強くなるの』


『えーー!それでライムはいいの?』


ピキー『いいの、ライムはマスターと離れたくない!

こと時ずっと待ってた!

でもマスターライムの進化とても大変、マスターに協力してもらわないと絶対無理なの』


え!そんなになの・・


『ほんと大変なの、今まで進化したスライムいないの。

でもライムみたいに、進化の条件知ってるレア種のスライムは、隠れてずっと待ってるの。


今他の仲間たちマスターのところに来るの。マスターが森に行けばスライムの仲間集まって来るの。』


うーん要するにスライム達が、ボクを探してるから森に行けば見つかるって事かな?


『わかった、ライムのレベル上げと、進化に必要な魔石集めながら探すよ』


でもスライムって進化しても元が能力低いからあんまし期待してないんだよね。


『マスター今ひどい事思ってるの。ライムが進化するとビックリするのね。楽しみするの』


『アハハ…ごめん楽しみにしてるよ、じゃレベル上げ頑張らないとね』


はぁーでもボクのステータスこれだよ、どうやって手伝う?

下手すればボク死んじゃうよ


ステータス!


【名前 レイ・デア・ベルモルト】

種族 人族(1/1000)

年齢 7歳 ♂

身長 100cm 15kg 銀髪ロング

LV.1 /30 (1/1800)

HP 5/5

MP 5/10000

ATP 3/3

DFP 3/3

AGI 3/3

INT 15/15

スキル スライムマスターEX 錬成LV.1

 【 女神グランシアの加護 創造神ソレイユに愛されし者 精霊王ファンティーに愛されし者 】 



はぁー?ほんとだ種族人族の横に経験値がある。ボクって種族何なの?


考えるのヤメヨボクだし、人族って表示されてるから見られても問題ないし。

経験値は見れないって言ってたからいいかな。


それより何このMP今回復してるはずなんだけど・・

しこもこのレベルで回復MAX10000?


えーー!で今が5?どういう事でしょうか?

残り9995は何で回復しないの?これが障害の原因かなぁ・・


ピキ『マスターの魔素タンク大きい、でも魔素貯まってないの』


うむー急激な運動したら、魔素も少し消費するのに、ボクは運動で消費する魔素も貯まりにくい?


はぁー原因取り除かないと、この先レベル上げで、最大MP増えたら障害も大きくなるって事かな。

あれ吸収?

スキル使えるんだ、これライムのスキルだよね

眷属契約で、スライムのスキルを使えるようになったって事?


でもボクのこのステータスじゃ魔物倒すこと何て無理!

ライムもステータス低いし、レベル上がっても期待できそうにないし…


考えて倒さないと、ボクもライムも死んでしまう


部屋でいろいろ考えてると、お父様が呼んでいると、メイドが教えてくれる、ボクはお父様の部屋に行く


コンコン


「お父様レイです」


「入れ!」


ガチャ


「お呼びと聞き参りました。あれ?アイラ」


「はい!お兄様アイラも呼ばれました」


「二人とも儂の代わりに、我が領地の毎年行われる収穫祭に行ってほしいのだ。

今年の西の辺境は、ラタネ村が執り行うから、ミザリーと一緒に行ってほしいのだ。

領主一族と、領民との絆を深める大切な行事だ。よろしく頼む」


「「はい!」」


「お父様はどうされるのでしょうか?」


「儂は王城より緊急の呼び出しがあった。

上位貴族が集まるから行かねばならんのじゃ…

お前達には精鋭部隊を護衛につける。

十分気をつけるのじゃ!レイよ頼んだぞ!」


「はい!お父様何をすべきかわかっております」


「うむ」


ボク達は、急ぎ準備をし辺境にあるラタネ村に向かった。


お父様の代わり頑張るぞぉ








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