獏戦記

藁観

序章

私は夢が好きです。

夢の中でなら、好きなように世界を作れるから。

現実だと、想像した世界を上手く表わせない。

世界はもう私の中にあるのに、それを原稿にできない。

夢の世界はそのもどかしさを打ち払ってくれる。

だから、今日も眠りに着く。

今日はどんな世界に行こうかな…。




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