26話 進展 【続】


ピチョン ピチョン ピチョン



「うっ…… んん」


額に水滴が落ちてくる


まだ、全身が痛いため、派手に動くことはできない。



そして、何故自分が意識を失っていたのかを思い出す。


「そうか…… 僕がスライムの核を食べて気を失ったのか」


一応ステータスを確認してみる


名前:レイ Lv87 種族:人間 


職業:収納士(F)


HP:3750 → 4200

MP:930

力: 990

防御力:800→ 1075

俊敏:1127

精神: 320


装備:ロングソード、ライトアーマー、魔剣スカルヴェラ


スキル:・治癒魔法【小】Lv7

    ・鑑定眼【低】Lv9

    ・痛覚耐性 Lv5 →7さ

    ・剣術【低】LV7

    ・魔法耐性Lv1(new


【ユニークスキル】無限収納収納


「うおっ!?」


ステータスが上がっているのに加え、スキルも獲得していたのだ。思わず声を上げてしまう。


『魔物を取り入れるとステータスが上がるのか…… 』


魔法耐性→ 魔法に対する耐性が上がる。魔法によるダメージを軽減する。


手に入ったスキルも便利だったのでとても嬉しい。



その後、もう一度スライムを食べてみたが、特に変化はなかった。


















その後、僕はレベル上げに加え、スキルを増やすためスライムの縄張りへと来ていた。



今回狙っているのは、スライムの上位種である。


上位種や希少種が持っている有能なスキルは今後役に立つので、ぜひ持っておきたい。



この前までは勝てなかったが、レベルもだいぶ上がっているため多分勝てるだろうと踏んでいる。





岩陰で待つこと数十分。







ついにそいつは現れた。


現れたスライムの名前は、


“エンシェント・スライムウィッチ”




赤紫色をした、大きさ2メートルほどのスライムである


僕は試しに鑑定をしてみる。

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名前:エンシェント・スライムウィッチ


種族:スライム



HP:25000

MP:9750

力:750

防御力:1250

俊敏:950

精神:8750



スキル:

・魔力操作(上)Lv8

 ・魔法耐性(上)レベル17

    ・魔力変換(極)レベル15

    ・状態異常耐性(中)Lv14


【ユニークスキル】


魔導王










ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『見た感じ、後衛特化という感じか…… 』



僕は岩陰に隠れつつ、手始めに 爆破エクスプロージョンを発動する。



“ドガガアアッン!”



爆音が鳴り響く。



『効果は…… 無しか、、』


当のスライムは全く聞いていない様子である。



『やはり接近戦に持ち込まないと勝ち目は薄いか、、、』




スライムはあたりを警戒した様子で見渡している。




意を決して僕は奴に向けて走り出す。




“ドガァッ!” “ ゴウッ” “ブオッ!”



魔法の雨が降り注ぐが、魔法を収納を使って上手く凌ぐ。




「ガハッッ」


運悪く、肩に直撃してしまう


それでも構わず、僕は奴に向け走り続ける。




そして、ついに奴の懐ふところに入り込むことに成功した。




そして、横一閃! 僕は魔剣で斬りつける。




“グサッ”



思ったよりも、傷が浅い。


だが、構わず魔剣で斬りつける。



“グサッ” “グサッ” “グサッ”



何度か切りつけていて、手応えはあるものの、一向に倒せる気配がしない。




僕は意を決して、切りつけた箇所に腕を突っ込む。




「食いやがれッ! さっきのお返しだああ!」





収納してあった、魔法を取り出した。



刹那せつなスライムが大きく膨張し、爆ぜた。

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