世界の終わりが近づき、生贄という残酷な運命を背負った双子の物語。双子の会話が、普通の友人とか相手にはできないような距離感を感じさせて引き込まれました。結末は切ないものですが、「この子たちは闇の先、それを超えた場所でも一緒にいられる」と不思議と感じられる。恋も愛も超えた、双子の言葉や動きに温かい気持ちになります。