第10話
沈み始めたそのものは刻が経過するにしたがい沈むペースは増しいつしか完全に消えた。
沈みゆく中そのものはそこから浮上することを試みるも無駄に終わり痛みと共に
意識の消失する感覚を覚え始めていた。
必死で意識を覚醒しようと試みるも
今度は沈みゆく沼の水がそのものに同化し始めた。
第10話序章 完
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