まだ題名のない小説

三崎和哉

第1話

そこにはただ存在した。

ただ曖昧で不確定で明確な個の存在は感じ取れず、それでもそこに有り続けた。

時にそれは苦しみもがき、存在の有り様を肯定しているようであり、悲しみもがくことで存在を否定しているようだった。

物事の理の存在定義とはなんなのか?

この物語はここより始まる。


第一話序章 完


続く


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