第20話『抑圧』

最後の煌めきを

誇ろうとするかの様な 

木々の群れ


これが最後の悪あがきだと 

躊躇いを押し殺す僕


色々な物事を

ひとつひとつ覚えていく度

こんなにも 

疎外感に包まれてしまうのは

何故なのだろう


でもきっと… 

それが僕の

いくつもの欲望の代償


そして 

僕が受けとめなければならない

いくつもの 罪


限りある時間の中に限られた 

自由という名の不自由


いったいどれだけ

重ね続ければいい?


僕の求める光は

そこには無いなんて 

分かり切った事


それでも

そこから離れられず 

満身で受けとめる

破壊の潮流


生きる為だけになんて

生きたく無いから


足掻けるだけ足掻くんだ…






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