第24話 お手製りんごジュース
なみだ目混じりのイモウトモードに、お姉ちゃんゴコロをすくぐられたのかどうかは分からないが、
身体強化施術を受けてから、
そうするうちに、わたしは、さほど頑張らなくともクッと力を込める術があることを見い出した。わたしは
そこから先は、といっても水元公園に行って、霊長類最強かもしれない筋力を人前で体力測定してみたりすることはさすがにできない……はずなのだが、今日の
……このままでは、九重部屋や佐渡ヶ嶽部屋に行ってお相撲さんと勝負してみようなどと言いかねない……お相撲のお腹に突進するのはちょっと楽しそうだが、ふんぬっと力を入れてみたらそのまま壁までお相撲さんをぶちかましてしまう……ような壁ドン事件が起きてしまっては、わたしは人外確定だ。
なので、わたしは先手を取って、わたしの握力を利用してお手製りんごジュースをつくってみようよと、提案をした。
途中から豊穣ビールを片手にクピクピしつつ、3リットル容器ボウルいっぱいに迫るわたしの人力リンゴジュースの製造工程の過半を、
「お疲れ様」
人力リンゴジュースをふたりで粗越しをして皮や種や破片を除いて麦茶用の容器とタッパーに入れていく。麦茶用の容器は、2人の飲み放題用としし急速冷蔵室に入れた。タッパーに入れた分は二階堂先輩へのお土産分だとして、
冷凍室をパタンと閉じた
(お手製りんごジュース作りのムービーネタとの合せ技、二階堂先輩に受けるといいね)と心のなかで、応援エールをわたしは送った。
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