現世の悪魔祓い(仮)

おざごん

第1話 悪魔祓い

突然だが、皆は幽霊、お化け、悪魔、神、はたまた宇宙人やUMAなんかは、信じるだろうか?

いやいや、変な宗教に入ったとかじゃない、ただ単に気になっただけ。実際心霊現象なんかはよく聞くし、悪魔に憑かれた、や、キリストのような死んで生き返る、神だって話、未確認飛行物体や写真に映る謎の動物。俺は、いると思っている、が、信じてはいない、見たことがないからだ。子供の頃からそんな好奇心がある、発見されていないだけで魔法だってあるんじゃないか?空だって飛べるんじゃないか?気を込めたらかめはめ○だって打てるんじゃないか?って、、まぁ、世間からゆうに厨二病だな、、そう、俺は厨二病を拗らせていた。


今日は高校の入学式、高校では厨二病は卒業してパリピになるんだっ!!!

と、言うことで高校初日、皆の前で挨拶をし前後の席と仲良くなり、隣の席は綺麗な女性で声をかけるも冷たくあしらわれたので友達にはなれず、、、、今後に期待だな。

と、学校の説明やレクリエーションで登校初日は終了した。皆は自転車や電車で通学なのだが、うちはすぐそこなので歩いて帰る。家が近いと友達が呼びやすくていい、とは思うのだが、家はとても貧乏で路地裏にあるため、できれば知られたくない…汗

学校の周りはすぐ近くに駅がありそれなりに栄えている。大きく並ぶビルにショッピングセンター、沢山の飲食店や服屋さん、高校生には最高だろう。メインストリートを歩き、すぐ右手にある路地に入る、この道は溝筋と言う名前がついているのだが、知っている人は少ないだろう。すると少し先に隣の席に座っていた美女、坂城杏佳を発見した。思わず隠れてしまい跡をつけていると(帰りがこっちなだけだぞ!?)彼女は右の路地に入った。そっち、もううちしかねえ行き止まりだぞ!?

と、自分もその道を曲がると、、彼女は姿を消していた。

はぁ、見間違いだったのか…?どんな見間違いだよ、、まさか、「おまえ、姿を消す魔法使ってんだろ?」

なんつてな、笑笑さ、もうすぐ家だし早く帰ろう。


⁇「おい、なぜわかった、、!」


どこからか幻聴が聞こえてくる、やばいやばい、厨二病な抜け出したんだっ!


⁇「おい!まてって言ってるだろ!」


すると、彼女は目の前に現れた。


「うええ!?坂城さん!?どこから!?」


「っっ、君は、隣の席の、松浦くん…?どうしてわかったの!?もしかしてあなたも、、」


「いやぁ、たまたまだよ、じゃ、じゃあ、僕の家こっちだから、じゃあね?」


やばいやばい、この人もそっち系だ、、関わると厨二病に戻っちゃうじゃんか、楽しそう…。


「っっつ!!あぶないっ!!」


そのタイミングでちょうど俺は靴紐を結ぼうとかがんだ。すると風を感じるほどの何かが頭の横を通り地面にあたり、その場所を少しえぐった。いてっ、少し掠ったみたいだな。


「さ、さすがだな、だか、これは私の仕事、任せてもらうわね」


すると彼女は空中目指して手をかざし、片方の手を横に振るう。そして何かを唱えると、手の前に魔法陣が現れ空中に放った。空中をみると、黒いなにかが飛んでいて、その炎によって焼き尽くされた。

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現世の悪魔祓い(仮) おざごん @Ozagon

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