乙女ゲームの宿命 バッドエンド回収

 私はスチルさえフルコンしてしまえば良しとするタイプなのですが、近年はバッドエンドにもスチルを付ける作品が増えてきているため、バッドエンドを回収しなければならない事態が増加傾向にあります。



 バッドエンドは効率的に回収すると楽なので、チャプター機能がある作品では、バッドエンド分岐と推測される章から、好感度低めでプレイを始めることで回収するようにしています。


 あと、特定の選択肢から強制的に直行するバッドエンドもありますので、そういうフラグは初回プレイで勘付くように心掛けています。最近は自然と気付くようになりました。「あ、これ失敗するとバッド行くわ」と。こればかりは場数でしょう。慣れてしまえば、気付けるようになります。



 ここからは、個人的にバッドエンドへの想いを綴っていこうかと思います。


 私自身、バッドエンドが無理というほど苦手ではありません。好きな展開もあれば、苦手な展開もあります。


 バッドエンドで多く見られる展開は、主人公や攻略対象の死亡でしょう。

 死ネタが苦手な方は多いと思いますが、私は展開によっては結構受け入れられます。

 そうですね……最近プレイした作品の中に散り様がとても格好いい死亡エンドがありまして、ああいうのは良いですね。使命を全うして散る展開は主人公を置いて逝くものであっても気に入ることが多いです。


 また、いわゆる闇堕ち展開も状況にはよるのですが、気に入ることがあります。闇堕ちも、ある意味そのキャラクターの一面を描いたものであると思えば、意外と新しい魅力を発見できてしまうんですよね。


 ただ、惨殺や皆殺し、主人公が無理に犯されてしまう展開は苦手です。淡々と読もうとしても、目を背けたくなるような惨さがあると少々キツいですね。



 そこで、バッドエンドが特徴的な作品をいくつか挙げておこうと思います。


『ピオフィオーレの晩鐘』


 本当にバッドエンドがキッついです。トラウマ級のものも多々あり、この作品のバッドエンド回収は大変でした。この作品をプレイする際には、まずバッドエンドを回収した方がいい。最後に回したらいけません。真っ先に回収してしまいましょう。最後に回すと、プレイ後の余韻が本当に辛くなります。


『ニル・アドミラリの天秤』


 トラウマまではいきませんが、結構心が抉られるバッドエンドが揃っています。読んでいて胸が張り裂けそうになりました。女性として辛い展開には目を覆いたくなります。


『白と黒のアリス』


 こちらはメリバっぽい感じでしょうか。バッドエンドになると狂気が全開になりがちです。FDにおける、とあるキャラのバッドエンドは、本当にむごかった。これが原因でFDのCEROがDに指定されたと推察します。



 苦手な展開もありますが、個人的には、バッドエンドも結構魅力的なものではないかと思います。時にトラウマも生まれますが、案外悪くないものです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る