乙女ゲーム、実は男性にもオススメできる

 今回のタイトルを見て「お前何を言ってるんだ」と思われた方もいるかもしれません。

 ですが、これは大真面目な話です。マジの話です。



 乙女ゲームは男性にもオススメできます!



 根拠を述べましょうか。

 乙女ゲームとは、主人公が複数名の攻略対象と呼ばれる男性と恋愛をするシナリオです。主人公は最終的には一人の男性とゴールインするとしても、共通シナリオまでは複数名の男性との間に恋愛フラグが立っているわけです。


 逆に言います。容姿端麗かつ性格が良い(一部例外もありますが)男性陣からモテる主人公が可愛くないと思いますか?

 可愛いからモテるんですよ。当たり前ではありませんか。


 私もネットサーフィンをしていて知ったのですが、有名な『薄桜鬼』シリーズの主人公である「雪村千鶴」は、結構男性からの人気が高いとか?(ファンの方いらっしゃったらコソコソっとコメントで知らせて頂けると嬉しいです私も千鶴大好きです)


 確かに千鶴は、可愛らしくて、健気で、一生懸命で、家事が上手くて、料理の腕が良くて、面倒みも良くて、いざという時に肝が据わっている。

 こんな良い女、普通いますか!? 良妻賢母を人の形にしたら、千鶴になると思いますよ。


 乙女ゲームの主人公って本当に良い女が多いと思います。勿論、好みに合う合わないはあると思いますが、乙女ゲームの主人公はどの子も可愛くて仕方ありません。

 気になる主人公ちゃんを愛でるために乙女ゲームをやってみる、これは決して無駄ではないと思います。



 そこで、今回は乙女ゲームで男性にもオススメしたい主人公を3名程ご紹介しようと思います。

 あ、女性も可愛い女の子大好きって方は沢山おられると思いますので、是非参考に。



 まずは1人目。

 先程も紹介した『薄桜鬼』シリーズの主人公「雪村千鶴」です。


 簡単に彼女の経歴を紹介します。

 時は文久3年。

 彼女の父親は蘭方医で、長期出張のために京の都に行ってしまいます。千鶴は江戸の家で父の帰りを待ちますが、やがて父から手紙すら届かなくなり、完全に消息不明となってしまいます。

 父が心配になった千鶴は、京に住んでいる知り合いのお医者様を頼って、行方不明となった父を探しに京に向かいます。

 そして、京に着いた夜に、人斬り集団として民から恐れられている新選組と邂逅することとなるのです。


 千鶴の特徴は、いつも男装している点ですね。幕末の女一人旅。危ないに決まっています。千鶴は近所の道場に通っていたことから少しだけ剣術の心得もあるということで、小太刀を差して袴を穿き、少年風の男装をして京に向かいました。新選組に出会ってからも、男装している方が何かと都合がいいとのことで、男装を続けます。

 と言っても、女性らしい線の細さや可愛らしい顔立ちで、わかる人には一目で女性だと看破されてしまいますが。むしろ、何で大多数の人々が千鶴の男装を見破れないのか。謎です。


 千鶴の良さは先程も述べましたが、良妻賢母の具現といっても過言ではないくらいの性格の素晴らしさです。こんなお嫁さん私も欲しいですよ、本当に。



 続いて2人目。

『Collar×Malice』の主人公、「星野市香」です。


 市香は新宿署に勤める新米警察官です。特殊地域防犯対策室という作中オリジナルの部署に所属しています。言わば、新宿の何でも相談処のような部署です。

 そんな彼女は、ある日の帰宅途中に何者かの手によって、猛毒入りの首輪を填められてしまいます。首輪を外すためには、新宿で連続している殺人事件の真相に辿り着かなければなりません。そこで、市香は警察とは別に独自で事件を捜査している探偵事務所と縁を持ちます。事務所の面々と協力して、市香は事件の真相へと迫っていくのです。


 そんな市香には高校生の弟、香月がいます。姉弟で田舎から上京していて、マンションに二人暮らしです。市香は、この香月を心配するお姉ちゃんキャラです。お姉ちゃんだから自分がしっかりしなければいけないといった使命感を強く持っている子で、すごく頑張り屋さんなのです。

 本当に頑張り屋さんなので、そんなに思いつめなくていいんだよと言ってあげたくなります。緊迫した状況が続くクライムサスペンスなので、そんなこと言っている場合ではないのですが。それでも、警察官として、姉として、一人の女性として、己の信じる正義を胸に凶悪事件に立ち向かい、真相に迫る市香は間違いなく良い女です。



 最後の3人目。

『ビルシャナ戦姫 ~源平飛花夢想~』の主人公、「遮那王(源義経)」です。


 いきなり話は変わりますが、皆様Fateシリーズはご存知ですか?

 あのシリーズに登場する英霊、サーヴァントには実際の性別とは逆の性別で登場するキャラクターが多くいますよね。アーサー王がアルトリアという女の子で登場する点が良い例です。


 この作品においても、源義経は女性という設定がなされています。

 時は平治の乱から15年後。鞍馬寺で暮らす遮那王は、幼馴染の春玄と共に修行に明け暮れています。遮那王は源氏の御曹司として、京の都でも噂になっていました。武芸に秀でて頭もよく、きっと将来は源氏を背負う武将になるだろうと。そんな遮那王は、実は女でありました。その秘密を知っているのは、鞍馬寺で遮那王の面倒を見ている覚日と幼馴染の春玄だけです。


 源義経が主人公というだけあって、源平合戦がシナリオの主軸となっているこの作品。

 義経は気高く、意志の強い女性です。ずっと、いつか源氏の再興を成し遂げるのだと言い聞かされて育ったため、その志は男性の武人と変わらないくらい強いもの。本当は女性であることを周囲に全く気取られないくらい、立ち居振る舞いや言動も武人のそれになっています。

 とにかく義経は格好いい。同性が惚れてしまいそうなくらい、格好いい女性です。それでいて、物語が進むとこれまで表に出してこなかった女の子としての一面が垣間見えることもあって、そのギャップがとても良い。

 強くて、それでいて女の子としての可憐さも秘めている。戦う女子が好きという方にオススメです。



 今回は男性にも乙女ゲームがオススメできるという話題でした。

 女性でもギャルゲーにハマる方はいらっしゃいます。それと同様に、男性も乙女ゲームを楽しむことは可能です。


 先入観を持たず、気になった作品は思い切って手に取ってみるのもアリだと思いますよ。

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