第33話 酒場にて

酔っ払い天使の酒場で 二人の人物が奥で話し込んでいた

「で・・これでいいですか?アラシャさん」テイノが聞く


「有難うございますテイノさん うふふ」

アラシャ(黒猫耳と尻尾つき、または猫獣人)が虹色麦酒を手にして嬉しそうに笑う


「貴方に頼まれたのは 酒の材料

デイタンの実に種が一袋 ベルタ(羊に似た生き物)雄、雌の数頭

ベルタは外の酒場の小屋に繋いでます 店主から許可を頂き預かってもらってます」テイノ


「はあ~い!報酬です 色をつけておきました うふふ」黒猫なアラシャ

「おお!沢山の金塊に宝石に・・

魔法の宝石付きの杖 特性のミスリルの剣 数本」テイノ


「でも前に言った通り 魔法の石付きの杖は 三回しか使えないですよん

三回目には 壊れます

ミスリルの剣は レアアイテムですが珍しいものではありません ですが・・」


僕の魔力で作ったこの魔法の杖は大きな力があります 

あのダメダメ償還魔法使いデイアルでもちゃんと償還魔法が使えます

本来なら ちょっと違反行為なんですよ」アラシャ 


「国の戦争などの大きな運命のかかった事にかかわるのは・・

だから戦争の勝敗を決める 大きな魔法は使えません

ロックかけてます」黒猫なアラシャ


「それでも十分です これを使ったら

ダメダメ償還魔法使いデイアルでも コツを掴むでしょう

・・・多分・・希望的ですが」テイノ


「まあ、またご相談に乗りますよ

今回は 戦争の最中で大変な時に酒作りに必要なものを揃えて

頂きましたから うふふ

あのデイアルを助けるのは面白くないですが」黒猫アラシャ


「暗黒の黒猫のあらしゃああ!スライムの蜂蜜漬けを

もっとおお!果実のジュースも!」向こうの席から少年が嬉しそうに言う 


肩より少し長めの黒髪で長い耳に 青と金色のオッドアイの瞳

・・美少女にも見える

「俺もスライムの蜂蜜漬けをもっと食べたい

果実の飲み物も・・黒猫アラシャ」黒い長髪の少年


ツケンドンに言う

ツンデレ・・


長い黒髪に長い耳 こちらは赤と金色のオッドアイの瞳美形の少年(少女?)

例のアリサの兄アシャルことアーシュ


「あの・・あの二人?」

「僕の大事な人です 二人とも うふふ 

僕のアーシュ様の療養も兼ねて旅行中 レンちゃんは楽しそうだし アーシュ様 元気になってくれて嬉しい」アラシャ


「はっ?」

「僕のアーシュ様は病もあってね療養中なんですよん」黒猫なアラシャ

「でも・・ちょっとアーシュ様にレンちゃん暗黒の黒猫って・・」ちょっとすねるアラシャ


「黒猫で十分!!」レン「そうそう うん」アーシュ(アシャル)


「ひどい・・ううっ

それにしても、よくそんなモンスターのスライムなんか食べれますね・・

まったく!!」黒猫なアラシャ


「土産に持って帰るぞ 俺のアリサも 双子の兄(?)と言う事になってる

もう一人のアーシュも気にいってたから、アリサやアジェンダ様達の分もいるな」アシャルこと長髪のアーシュ?


「僕、触りませんよ!」アラシャ

「俺が持って帰る 文句あるか」「はいはい」


ツンデレな恋人か・・それも二人 遠い目になるテイノ

テイノは早々に退散する事にした


「じゃあ 俺はこれで また」テイノ


「はあい じゃあまたですねテイノ」

暗黒な黒猫アラシャは本当に幸せそうだった

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暗黒の黒猫にやん のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます @nono1

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