第34話 モンスター協奏曲2
店に次々と乱入してくる鳥の化け物ボッチそれに他のモンスター
大なめくじ達に巨大ありんこ、スライム達なども
「きやああ!美味しそうな料理やお酒が!!奴らに取られたわあ」
暗黒な黒猫娘アシャ…泣きが入る
「せっかくの酒が!取られたか!あ、零れた やられた!!」
リアンとアジェンダ 酒飲み組も焦っている
「こら!俺達のスライム蜂蜜漬けを食べるじやない!
リンゴのコンポートもだ!!
ダメだと言ってるだろう!!
新作のスライムの果実の砂糖漬けもだ!」
「止めんか!!お前達!!」
焦りまくる二人のアーシュ
皿を抱え、逃げ惑う
八重歯が見える
二人とも何気に八重歯が可愛い
「ちょっと、私のお酒と料理を返しなさい!」アルテイシア
いつもは自信に満ちた澄ました落ち着いた黒髪の美人
そんな彼女が焦る姿は愛らしい
「ダメえ!!私のお酒と料理を食べないでぇぇ飲まないでぇ!
私の尻尾でジヤレないで!」
にゃんこな魔法使いエイル
エイルは自分の白猫耳をパタパタさせている
更には彼女の尻尾はモンスター達が猫のようにジヤレている
「いやああ!せっかくのお洋服をスライムが溶かすのぉ!!」
いつの間にか
何故か一人だけ服をスライム達に溶かされ半裸となる
黒猫耳の美少女アリサ
周りの客や店主がそっと喜び嬉しそうである
喜びの声を上げた男の客達は残らず
夫のアジェンダか兄のアシャルこと髪の長いアーシュに
大火傷を負わされるか
殴り倒されるか蹴り跳ばされた
アジェンダが毛布を店の者にもらい
慌てて着せる
「私のアリサ」
「アリサ!大丈夫か」髪の長いアーシュ
ちなみにアーシュ達とアジェンダとアルテイシアは
同じ種族なので長い耳である
体の中に黒い羽があったりする
リアンは別の種族
金髪碧眼系…淡い金髪淡い青の瞳で、白い羽が体の中にある
この場にはまだいないが
エルトニアことエイルも
同じ種族
ちなみににやんこ魔法使いエイルは
同じ名前だが別人
なお、アリサと髪の長いアーシュことアシャルは
実の兄妹だが、妹の方はにやんこ族の姿である(尻尾なし)
「くすん…アジェンダ様、アシャル兄ちゃん(髪の長いアーシュ)」涙目のアリサ
「コイツらを倒すには店が壊れるかもな」
「何とかなるならお願いいたします!
壊れるのは良くある事なので構いません」
「そうか…」「やるか」
「私のお酒に料理を良くも」アシャ
食べ物の恨みは怖い
更にはアシャは黒猫…多分、執念深い
「私の怒りを思い知るがいい!!黒き闇!!」アシャ
闇色の塊に次々と飲み込まれる
スライム達に大きな化け物鳥の化け物ボッチ達
「我が妻に…許さぬ!風のかまいたち!」
アジェンダ
可愛い妻を溺愛しているアジェンダ
かなり怒っている
赤い瞳が燃えているように輝く
引き裂かれるモンスター達
「炎の剣」更に炎に包まれた魔法の剣を手に切り裂いてゆく
「氷の槍!」
空中から現れた水が氷の横長の塊となり
モンスターを貫く
水の女王の別名を持つアルテイシアの魔法
お酒と食事を取られ怒っている
「俺の大事なアリサに…
炎!」アシャルこと髪の長いアーシュ
スライムが次々と燃え尽きる
妹アリサに激甘の兄…溺愛している
「たく、また食用モンスターが大量に入ってきた」
「スライム達も分裂して増えてるな
もう一人の俺のアーシュ」
「そうだな、街の通りも大騒ぎだ」
市場に何かあったか…」
二人の双子のようなアーシュ達
「市場でボヤだ!」
通りで誰かが叫んでいる
「なるほどね、それで逃げた訳か」
「二人のアーシュ殿
アジェンダ様どうしますか?」リアンが聞く
「数が多すぎる
時空間の隙間に全て跳ばして、一旦閉じ込めるのが良いと思う」髪の短いアーシュ
「ですねぇん私のアーシュ様ぐふ」
「遅くなりました!アラシャです
なんか大変な騒ぎですね」
「ヤッホー!来たよ
エルトニア、エイルだよ」
暗黒の黒猫アラシャ(黒猫耳、尻尾つき)と
エルトニア姫(青と琥珀の瞳に黄金のウェーブの髪の美少女)
「私も来たが良いかな…」長いくせ毛の黒髪
赤い瞳の美人
「ヴァジニテ様」
「大変そうだな」
「話は聞きました 僕の得意分野ですから
お任せください
あ!出来たらアシャ叔母様手伝ってください」
「了解よんアラシャ」
「じやあ…かたずけますか うふ」
二人は素早くモンスターを捕らえにかかる
「暗黒の王アラシャと女王アシャが命を下す
敵を捕らえよ暗黒のクモの巣!」
巨大な黒いクモの巣の網がモンスターを捕縛してゆく
「よし、捕まえた!ひとまず時空間の隙間に閉じ込めましょうか」
「ですね♪さてお酒と食事にしましょうか?」
「そうねアラシャ かなり店は壊れて
壊れた壁から夜空が見えてわね
まあ、どこの店も半壊して同じだけど…」
「お客さん達…有難うございます
店は少々壊れましたが
すぐに食事とお酒をご用意致します」
「泊まりはトレニアの温泉地にしましょうか?
本当は今晩此処に泊まる予定だけど」
「まあね、数日間は滞在する予定だけどね」
「お客さん、トレニアも良いけど、最近ルルアン地方が敵を撃退したから
彼処のシリルアの温泉地もいいよ~
湖の近くで綺麗なお花畑に森があるんだ
両方行かれてはいかがですか?」
「そうだね~」
「店からのお礼ですボッチ化け物鳥の丸焼きに
ミルク煮出来ましたよ!どうぞお召し上がりください」
続けて料理のメニューの読み上げる店主
「あと…スライムの蜂蜜漬け スライムの果実と砂糖漬け パエリア、パスタ
リンゴの炭酸ジュースにリンゴのコンポートにアップルパイ」
「お酒の虹色麦酒、テインベリーの果実酒
リンゴのブランデー ベルタンの実の酒、クリスタル冷酒です」
沢山の料理や飲み物を エルフの可愛い店員達がせっせと運んでくる
「じやあ頂こうか」「ああ」
いつの間にかアリサも着替えて祝宴の輪に加わる
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