第17話 にやんこな魔法使いの戦場と休日 1

グランの義勇兵の一人に

異界から来たという にやんこな少女が女魔法使いとして参加していた。


7歳の時に にやんこ王国とヴィジャント王国との戦争から避難する為に 

両親が遠い地に送る魔法を使ったのだが

どうゆう訳か 彼女は この異世界に落ちてきたという


それから 子を亡くした優しい夫婦に救われて

その夫婦は 無実の罪で追放されて グランの同盟の地に共に逃れてきた


彼女の名前はエイル、故郷のにやんこ王国、美しい癒しの女神の名前を付けられた

魔法の技を乞われて このグランの義勇軍に加わった。


金の髪に緑の瞳の美少女 頭には白い猫耳に お尻には尻尾

10年の月日が過ぎて 今は17歳



「どいて!!炎!!」

モンスターのゴブリンの大群に炎の攻撃魔法をエイルはかける


「次いくわよ!最後の黒の王 火焔の王 火竜王 黄金の竜の王である

14年の嘆きの時のアーシュ様!我に力を!炎の壁!!」

炎の壁で 残りのゴブリン達も焼き尽くされる。


「イリン・エイル! 敵の火の精霊よ!!」


「お任せえ! 水の女王アルテイシア!最後のリュース公

氷の槍!その名により 我が敵を倒せ!!」

氷の槍が宙に浮かび 火の精霊を貫く


「ふう~やったわね さすがイリン・エイル」

「うふふ・・」イリン・エイルは笑う


そして 夜の野営の時間  ココアやパンを食べるイリン・エイル 

野営に作戦会議の為に他の部隊も加わる。


「・・とても長い戦争だった

私のふるさとの『にやんこ王国』は滅ぼされる寸前」


「でも、天界から滅んだはずの神として祭られてる

違う種族の王達が幽体として蘇り 戦況をひっくり返した

私なんかが 及ばない程の魔力をもってる」


「指さすだけで 戦車という鉄の車が粉々になったわ

数万の敵があっと言う間に 焼き尽くされて灰になった」


「でも敵のヴィシャント王国が 

私たちの守護者 幼い姿の暗黒の黒猫のアシャ様の影を沢山作って襲ってきたの・・

アシャ様は 彼等 神たちより魔法の力が強い」


「私の家族は戦火に追われて 両親が私を魔法で安全な場所に送ろうとしたの」


「私、飛ばされる直前 見たわ 敵の兵士たちが両親を殺した

私の名前は癒しの女神様エイル様から頂いたの」

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