「オープン・ウォーター 」「オープンウォーター2 」(ホラー)

「オープン・ウォーター 」(2003 アメリカ 79分)

監督、脚本 クリス・ケンティス

出演 ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラヴィス


 とある夫婦が、海でのスキューバダイビングを楽しんでいた。

 だが、乗ってきたボートのクルーの誤解で、二人がまだ戻ってきていないのにボートが発進。

 二人は海に取り残されてしまいます。


 サメが泳ぎ回る海に漂い続ける二人。徐々に精神と体力が削り取られ、極限状態に陥る。

 そして、ついには、サメに襲われ……。


 海に取り残されるなんて、もはや想像すらしたくもない……。

 水や食料はない。波で体力は奪われ、寝ることも出来ない。連絡手段はなく、助けを求めることもできない。

 更に、周囲にはいつ襲い掛かって来るかわからないサメの群れ……。

 絶望しかない……。


 ちなみに、この映画は実話を基にした作品です……。




 「オープンウォーター2」(2007 ドイツ 94分)

監督 ハンス・ホーン

脚本 アダム・クルートナー、ディヴィット・ミッチェル

出演 スーザン・メイ・プラット、リチャード・スパイト・ジュニア


 道楽息子のボートに乗り、船旅をエンジョイする男女数名。


 遠くまで来たところで、ボートを海に停め、みんなで海にダイブ。

 仲間達が海で楽しく遊んでいる中、一人の女性だけが、ボートから降りれずにいた。

 理由は二つあり、一つは生まれたばかりの赤ちゃんが居た(寝室で眠っている)。もう一つは、ある理由で水にトラウマがあり、海が怖かったのだ。

 しかし、ボートの主である道楽息子は悪ふざけで彼女を無理矢理、抱きかかえ、海にダイブ。

 これが、地獄の始まりでした……。


 この道楽息子、ボートから梯子を降ろすのを忘れたまま、ダイブしたのです……。


 これにより、全員がボートに戻ることが出来なくなります。

 ボートの船体に凹凸はなく、登れない。

 更に海に浮いている状態なので、二人で肩車をしても安定しないので、ボートの手すりまで手が届かない。

 全員の水着を結んでロープを作り、手すりに引っかけても、人間の体重に水着が耐えられず切れてしまう。

 彼らは、思いつく限りの手段を試してボートに戻ろうとしますが、どれも失敗に終わり、パニック状態。口論や喧嘩が起きたりと、最悪の状況に。

 しかも、ボートの寝室には、赤ちゃんが残されたまま……。

 

 なにもない海に放置された絶望的な前作と異なり、本作は目の前にボートという助けがあるのに、魔物と化した海によって手が届かない。

 実に残酷である。

 ちなみに、この映画も前作と同じく実話である。


 本当に、海は恐ろしいものである……。


 もし、あなたがこの映画のような状況に陥ったらどうしますか?

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