実際にあった汚らわしい話
自分自身もだいぶ汚れている人間とは思うが、世の中って奴は、私よりも汚れた人達もいるものだなとつぐつぐ想う事が多くなった。
これから語る事は本当にあった事実である。
誇張もしないし、脚色も施さない。
更に人によっては不快な想いをされてしまうだろう。
もしそうなってしまったならば最初に『申し訳ございませんでした』と謝りの言葉を述べさせて頂く。本当に申し訳ございませんでした。
これから書く事は事実である。
それも少し犯罪の気配もある。
無論、この場で挙げる人の名前も実名で、だがフルネームだけは避けさせて頂く。今更警察に言っても戯言にしか聞こえないし、我が事でも無いのでね。
場所の明記も避けさせて頂く。
これを観て犯罪を犯しにくる連中を避ける為にである。
作者の住むホームにかつて高木という名前の男性職員がここに就労に来ていた。今は別の場所にて働いているらしい。らしいというのは作者がわからないからだ。どうしているかとかは私の知るべき事でも無い。人生に傷を残した訳でも無いのでね。
そして去年のクリスマスイブをもち退去した女がいた。名前を坂本という。下の名前は知らないし、知っていた所で私の人生の邪魔者になるだけなので知らないだけ。
それで時系列から察するに去年の5月辺りに高木は辞めたのだが、何の比喩もなく書くが、坂本とセックスを交わし、子供をこさえたという。ただそれだけ。ただ、その致した日がよろしく無いので文章に残す。
当時、坂本はホームの『利用者』であり、高木はホームの『職員』である。利用者と職員は基本的に個人的に関わるのは厳禁である。そりゃあ多少、体の調子が悪かったりして病院に緊急搬送されるなどの時は、職員は対処しなければならないのでその限りではない。
坂本はそんな緊急搬送されるような事は退去まで一度としてなかったという。
つまりこのお二方は『恋愛』感情でも芽生えたか、個人的にセクロス(露骨に書くと下品だからね)に及ぶまでの何らかの『想い』でもあったのだろう。わからないけどね。欲望溜まって及んだとかかも知れないしね。
どうも話を整理すると、及んだのは高木個人のアパートらしい。そこで何発もプレイしたのだとか。何発かはわからんよ。一発かも知れないしな。まあ、私の隣の部屋が精液まみれにはなって無いので良しとしようか。そこまで行ったら汚らわしいったらしょうがない。
当時を振り返るが、妙に職員と利用者という割には感覚的に近いというか近過ぎると想った。
セクロスをした後に話を戻そう。
その後、坂本は密かに妊娠検査薬を持ち込み確認したらしい。そうだな。「中でイッテいいよ」と彼女はその口で言ったというしな。高木も中で逝ったのだ。セクロスして中でイケば子供ができるのは性教育でも教えてくれたしな。そんな露骨な授業があったかは知らん。私は受けてないか、親にでも教えてもらったのだろうな。
妊娠検査薬の時点で坂本には第一級フラグ建築士である。妊娠検査薬にはバッチリお知らせがあったそうだ。露骨に書くと下品だからね。坂本はランドリー室て泣いて、とある女性職員に相談した。この女性職員の名前は伏せさせて頂く。彼女には作者も恩を感じているし、無関係だ。
作者の主観的にものを申すなら、致す時に何故ゴムを付けなかったのか、である。そりゃあ夫婦となる方々はお子さんが大好きで愛しているからという理由なら喜ぶ。素直におめでとうございます、だ。
だが。坂本と高木はどうなんだ?
奴らにそんな想いあるのか?
坂本は男に三股かける女だ。本命とヒモと高木。こんな女に子供を愛しているなどという感情あるのか? しかも一度、男の子だからといい墮胎している。男の子だから嫌だったそうな。この墮胎された子は浮かばれないねぇ。
はい。おめでとう。
その子は6月に産まれるよ。
女の子らしいよ。
高木はとりあえず【認知】はしたそうな。産んでくれだとよ。借金まみれらしいけどな。まあ責任だ。頑張れよ。
クリスマスイブの数週間前に退去する事をわかった私は、部屋の外に放置してあるアート引越センターのダンボールを見て、職員に皮肉を言ったもんだな。
「まだ引っ越しの荷物まとめしないのですか? 私はやりませんから。ピーピー泣いても知りません」
実際はあれ、身重の身ではできないよな。その頃にはつわりとか来ていたそうな。
で、本題は、ホームに給料貰って就労にきている先の『利用者』に同意の上とは言え、体の関係に及ぶとはどうなのよ?
『職員』なのよ。これ、一歩間違ったら犯罪じゃないのかしら?
作者は充分に犯罪だと思った。
汚らわしいと思った。
こういう事が曲がり通る世の中なのだろうか?
皆さんの忌憚なき意見を求めたい……。
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