僕の日常は日常じゃなくなって行く

ゆず茶。

第1話

皆さんに【推し】はいるのだろうか

別に、推しじゃなくても、

この女優さんいいなーとか、

そんなもので十分だ。 

僕には推し、アカネちゃんこと、

本名 鈴田 茜

が居る。

関西弁で、どことなく清楚。でも、強気な所。

そんなところが可愛い。







ただ、茜ちゃんも学生なのだ。

いわゆる芸能中高一貫学園【瑞原学園】に

入学を決めたのもそのためだ

ただ僕は、マネージメントのためだ

3年頑張り、初の仕事。

運が良ければ茜ちゃんと…みたいな

勝手な期待も有るが、僕はつくづく運が良い

期待を胸に目の前のドアを開く


「なんや。男か。ざっと中3ってとこか。同い年やな」

少し茶色づいたショートボブの髪の毛。

15で約156の低身長

その子は、間違いなく、茜ちゃんだった

「あっ…僕、三吉 律と言います」

「律か。わかったリツって呼ぶけど、ええ?」

「あっ!お好きなように!」

「変なやつやな」




思っても見なかった。茜ちゃんと仕事ができるなんて

「まあ、あがってあがって」

「この寮、だいぶ広いんですね」

「せやな。うち以外にもいっぱいおるで。」

何となく茜ちゃんがテレビを付け、

ニュースが流れる。

すると、

【人気アイドルアカネ、大阪公演中止か】

「なんやこれ…」

急に舞い込んだスクープに僕らは固まった。

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