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友の記憶への応援コメント
真相編、一気に読ませていただきました。というか、木場が花荘院を追い込んでいくまでの過程を途切れず見届けたい一心で、気づいたら最後まで読んでしまった感じですね(汗)。
「楓」がやはりキーワードになったのですね。でも、どこでそれが付いたのかをいかに証明するかと問われると、立証が本当に難しかったと思いますし、さすがにこれで万事休すか?と思っていました。だからこそ、花荘院の言葉を聞いた時、木場は内心ガッツポーズしていたでしょうね。
最後に花荘院が愛娘の楓を「楓」の葉に見立てながら独白していたのが印象的でした。僕も、楓がイタヤカエデの葉っぱとなって父親をとがめていたのかな?と感じました。
しかし、黒川は何故、花荘院家に侵入しようと思ったのでしょうね。生活に困って何か犯罪を犯そうとするなら、他にも手段はあったような気もしますが……彼が生きていれば、その辺りも聞いてみたかった気がします。
途中の花荘院や若宮の表情の移ろいが、すごく丁寧に描かれていて、その様子が思い浮かぶようでした。
あとは、ガマ刑事が無事に釈放されるのか? 終章も楽しみです。
作者からの返信
Youlifeさん、真相編も読了いただきありがとうございます!
真犯人を追及していく過程は本シリーズで最も力を入れている部分なので、一気読みしてくださって大変嬉しいです!
鍵を握るのはやはり楓でした。単にイタヤカエデが付着していただけでは犯行の立証は難しかったでしょうが、そこは花荘院も油断があったようですね。彼の秘密の暴露によって自供を引き出すことができ、木場も胸を撫で下ろしたのではないでしょうか。
楓の葉によって犯行が暴かれたことで、花荘院も思うところがあったのでしょうね。あのイタヤカエデの葉は、これ以上父親に罪を重ねてほしくないという娘の願いが届いた結果だったのかもしれません。
黒川はたぶん、侵入したのが花荘院邸とは知らなかったのではないでしょうか。単に立派なお屋敷だから金目の物があると考えたのかなと。その判断が彼の命運を決めることになってしまいましたね……。
花荘院や若宮の表情の移ろいにも注目してくださりありがとうございます。狼狽えていた若宮に対し、花荘院は終盤まで落ち着き払っていましたね。彼の手強さや、師匠の身を案ずる若宮の心境などを感じ取っていただけていれば嬉しいです。
終章はこれから改稿します。ガマ警部の処遇を、どうぞ最後まで見届けてくださると幸いです!
編集済
光明への応援コメント
この章は展開がすごくドラマチックで、登場人物の人間模様が垣間見れて、読む側としては心がとても揺さぶられました。
小宮山もガマ警部も、厳しいようでかなり懐が深いですね。こういう上司の下で仕事できる木場が羨ましいです。
花荘院が怪しいと思っても疑うだけの証拠を導けず、このまま万事休すかと思いましたが、木場のガマ警部への必死の説得と切り込みで、ついに突破口が開けそうですね。
やはり、楓が重要な手掛かりでしたか。しかし、血染めだったことは想像できませんでした。
ガマ警部送検まで残された時間は僅か。花荘院は相当したたかで簡単に降参するとは思えませんし、次章も手に汗握る展開になりそうで楽しみです。
作者からの返信
Youlifeさん、ここまでお読みくださりありがとうございます! ちょうど捜査―5―の改稿が終わったところでした。
最後の捜査パートということで、交錯する人間模様を描くことに力点を置きました。桃子、木場、そしてガマ警部。揺れ動く登場人物の心境を感じ取っていただけたようで嬉しいです!
小宮山は意外と協力的でしたね。そしてガマ警部も、いつも通り厳しいながらも最後には木場に応えてくれました。絶望的な状況に一縷の光が差し、木場も少しは安心したのではないでしょうか。
鍵を握るのは楓の葉。木場はこれを使ってどのように花荘院を追い詰めるのでしょうか。
次回、対決パートです。過去最大の強敵を前に木場がどう立ち向かうのか、ぜひとも最後までお楽しみください!
編集済
急転直下への応援コメント
最後、桃子に関する推理を進めるうちに、一気に状況が緊迫しましたね。
細かい描写や場面の展開が巧く、読む側もその場面が伝わってきて、ドキドキしてしまいます(汗)。
桃子がガマ刑事を嫌っていたのは、やはり楓の殺人事件のことがあったのでしょうか。そんな桃子がガマ刑事に会って一体何を見聞きしたのか、そして花荘院の家に行ったはずの桃子が、なぜ事件を起こしたのか?
犯人が花荘院である可能性が出てきた中で起きた出来事なので、すごく気になるところですね。
そして大沼さん、聞きだせば聞き出すほど、色々と思い出して話してくれますが(笑)、ひょっとしたらもっと話してくれるのでしょうか?
捜査陣がずっとこの公園で暮らす彼に聞き込みをしないのも変ですが、この男は信ぴょう性がないと思っているのでしょうかね。だとしたら、彼を信じて聞き込んでいる茉奈香の方が優秀ですね。
作者からの返信
Youlifeさん、ここまでお読みくださりありがとうございます!
次第に明らかになる桃子の事件への関与。スリリングな展開を意識したので、緊迫した空気を感じ取っていただけて嬉しいです!
楓は桃子の友達でしたから、彼女の死のきっかけを作ったガマ警部のことは簡単には許せないのだと思います。桃子が事件当日に見たもの、そして花荘院への暴行の真実。そうした謎が解ければ、真相に一気に近づけるかもしれませんね。
とぼけた顔をした大沼ですが、実は重要な目撃者なのでした笑 本人に隠しているつもりがないのがまた厄介ですね。他にも何か情報が出てくるでしょうか?
ホームレスという胡散臭い立場ですから、正規の捜査陣は鼻から相手にしなかったのかもしれませんね。その意味では茉奈香は将来有望ですね!
彼女の名はへの応援コメント
この章は事件の真相に徐々に迫っていく所が読みごたえがありました。一方で、悲しい結末になり、それがさらなる事件を引き起こすきっかけになった可能性を考えると、複雑な思いになりました。
確かガマ警部と花荘院家は知り合いですから、二人の子どもも仲良くなるのは筋が通りますね。あとは、花荘院家の人たちがここからどう動くかが気がかりです。
そして、ガマ警部の無実をいかに晴らすか……過去の一件のせいで、ガマ警部に十分動機が有るとみられているので、木場には立証するための手腕が問われそうですね。
読み進めるうちに段々面白くなってきました。
作者からの返信
Youlifeさん、ここまで読了いただきありがとうございます!
過去の事件が現在とつながる、ミステリーらしい展開を描いた章でした。読み応えがあると言っていただけて嬉しいです。過去の事件は悲劇としか言いようがありませんし、それが現在にも影響を及ぼしていると思うとやるせないですね……。
花荘院家の事件への関与が示唆されてきましたが、相手は華道の名門ということもあり、きっと一筋縄ではいかないでしょう。一方のガマ警部は動機が判明したことでますます不利に。木場の責任がさらに重くなりましたね。
ここから後半戦です。捜査―5―以降もなるべく早く改稿していこうと思うので、ぜひ続きもお楽しみくださると幸いです!
家元との対面への応援コメント
ここまで拝読しましたが、華道家である花荘院という友人がいたなんて、ガマ警部の交友範囲はなかなか面白いですね。花荘院、ルパン三世の石川五右衛門のようなニヒルで慎み深い雰囲気がありそうですね。でも、何か心当たりがありそうにも見えるのですが……。
その一方で、花荘院と対極にあたる雰囲気の大沼という男も気になりました。彼はもっと何か知ってそうな気がします。花荘院のことを話したら、ひょっとしたら心当たりがあるかもしれませんね。
死者が手にしていた楓……ここに色んな意味が込められてそうで興味深いです。花言葉に注目しながら読み進めていきたいと思います。
作者からの返信
Youlifeさん、ここまでお読みくださりありがとうございます!
私生活が謎に包まれていたガマ警部ですが、長年の友人がいることが判明しました。しかも職業が華道の家元。ガマ警部からは一番遠い世界にいる人に思えますね笑
花荘院は家元のイメージに相応しく、渋いおじさまにしました。ルパンの五右衛門という発想はなかったですが、お互い和風なこともあって確かに似ていますね! 事件については知らないと言っていますが、実は何か隠していることがあるのでしょうか?
ホームレスの大沼はフレンドリーですが怪しさは満載ですね笑 こういう関係なさそうな人が重要な情報を握っていたりするので、もう一度話を聞けば新たな手がかりが見つかるかもしれませんね!
『楓』は本作のキーワードです。花言葉も絡んできますので、ぜひいろいろと推理しながら読み進めてみてください!
追伸 捜査―4―まで改稿が終わりました。
編集済
障壁への応援コメント
ここまで拝読しました。
ガマ警部のために、公休といえど必死に調べ続けていた木場君。
でも、ルール違反であることは事実ですよね。ましてや「前科」がありますし……。
小宮山の言い方は嫌味たらしいけど、警察という組織を乱す行為を許さないのは組織のトップとしては致し方ないことです。
でも、このまま木場がおとなしく済ませるとは思いません。
警察手帳を失う覚悟で、あの手この手でガマ警部の無実を証明するのでしょうね。
茉奈香という新しいパートナーとともに。
作者からの返信
Youlifeさん、こちらもお読みくださりありがとうございます!
ガマ警部の無実を証明しようと奔走する木場。話としては涙ぐましいですが、それが組織の規律を乱すことも事実。小宮山の立ち場からすれば釘を刺すのはやむを得ないでしょうね。だけど木場には木場の正義があり、そう簡単に引き下がりはしないでしょうね。新たな相棒、茉奈香と共に、今後も人目を忍んで捜査を続けていくことになりそうです。
こちらの作品、実は現在改稿中です。大きく内容を変えることはありませんが、台詞や余白などを少しずつ変えています。そのため、ゆっくり目のペースで読んでいただいた方がいいかもしれません。「捜査―3―」までは改稿済みです。
エピローグ ―取り戻した家族―への応援コメント
イベントご参加いただきありがとうございます!(本編の方を拝読させていただきました!)
とても読み応えのあるストーリーでした!
これからも応援しております!お互い頑張りましょう!
作者からの返信
シーダサマーさま、こちらこそ参加させていただきありがとうございました!
こちらの本編は自分でも気に入っている作品なので、読み応えがあるというご感想、大変励みになります。
今後ともお互い執筆ライフを楽しみましょう!
プロローグ ―不穏な再会―への応援コメント
読み合い企画から来ました。応援してます!
エピローグ ―取り戻した家族―への応援コメント
自主企画の自薦で読み始めました。
『楓』の言葉にいくつもの意味が込められていて、とても感心しました。
(人の名前、植物の種類、紅葉との対称として、事件解決のキーワード)
また、木場兄妹の会話が一服の清涼剤となって、暗くなりそうな事件や事実を、救ってくれました。
面白かったです。
他作品もユックリ読ませていただきます。
作者からの返信
わたくしさん、最後までお読みくださり誠にありがとうございます!
実を言うと、執筆開始当初は『楓』のアイディアは全くありませんでした。紅葉を舞台にすることは決めていたのものの、登場人物の名前に使うことも事件解決のキーワードにする発想もなく。
ただ、調べていく中で紅葉=楓ということを知り、登場人物の名前に使おうと思い立ちました。さらに花言葉の意味や黄色い楓があることを知り、これも使おう……とどんどん構想が膨らんでいきました。結果的に『楓』の要素があらゆる場面で上手く絡み合ってくれて、自分でも気に入る作品となりました。
本作のストーリーはシリアスですが、木場兄妹のコミカルな会話で重さを緩和するよう配慮しました。ライトなタッチを売りにしているシリーズなので、興味があれば他の作品もお読みになってみてください!
自薦した作品を読んでもらえてとても嬉しかったです。
ありがとうございました!
編集済
エピローグ ―取り戻した家族―への応援コメント
時間はかかってしまいましたが、読了しました。
着地は予想通りだったので、推理が当たっていて良かったです(笑)
複雑な人間模様が描かれたミステリーで面白かったです。
特にガマさん親子、父と娘はやはり難しいですね。
ちなみにシリーズとして、スピンオフも含めると、
撫子の君→悪意の学園→遺恨の劇場→名探偵・木場茉菜香の事件簿→本作
でOKでしょうか?
最新作を読んでしまったので、初期に戻って読破したいと思います。
作者からの返信
最後までお読みくださり誠にありがとうございます!
コメントだけでなくレビューまで頂戴できるなんて感激です。
本作は倒叙形式なので、明らかな犯人をどう追い詰めていくか? に主眼を置きました。もっと意外性のある展開もいずれ書いてみたいですね。
親友、親子、師弟と様々な人間模様が渦巻いた作品でした。お楽しみいただけたようで嬉しいです。
わだかまりを抱えた蒲田親子でしたが、最後には和解の兆しが見えましたね。お互い難しい性格なので簡単に関係は改善されないでしょうが、事件を気に少しずつ歩み寄ってくれることを願います。
シリーズを読破してくださるなんて……! 嬉しすぎて言葉もありません。
『悪意』と『遺恨』が逆ですね。時系列で言うと『撫子』→『遺恨』→『悪意』→『名探偵』→本作です。
ちなみに、『遺恨』の前に第一作目があるのですが、現在公募に出しているため非公開にしています。結果によってはいずれ公開するつもりです。
編集済
プロローグ ―不穏な再会―への応援コメント
とても意味深なプロローグでしたね。
さて、下記ですが、脱字かと。
『次郎』がと胸を突かれて顔を上げる。
↓
『次郎』が胸を突かれて顔を上げる。
あるいは、
『次郎』が、はたと胸を突かれて顔を上げる。
追記
失礼しました。
「と胸を衝く」ということでしたか。
「と胸」を活かすなら、傍点を振る、という手もありますね!
作者からの返信
コメントありがとうございます。ミステリーまで読んでいただけて感激です。
プロローグは雰囲気作りに努めました。サスペンスドラマのような緊迫した空気を感じ取っていただけていれば幸いです。
また、誤字の指摘もありがとうございます。手持ちの辞書だと『と胸』で合っているのですが、『胸を突かれる』の方が一般的なのでしょうね。修正します。
長編ですが自信作でもあるので、引き続きお読みくださると大変嬉しいです。
木場家の食卓への応援コメント
企画参加ありがとうございます。
プロローグでの情景描写で感じさせる場の雰囲気が凄いですね。
情景描写は苦手なので参考にさせていただきます。
他の方のコメントを見ると、他のお話もあるみたいですね。時間はかかるとは思いますが、まずはそちらの方を読ませていただきますね。
作者からの返信
お読みくださり誠にありがとうございます。
プロローグは不吉な雰囲気を感じてもらえるよう、情景描写にかなり力を入れました。ご注目いただけて嬉しいです。
本作はシリーズ物であり、4作目に当たります。1作目は非公開にしていますが、2作目からでも問題なく読めますので、ぜひとも順番に楽しんでいただけると幸いです。
コレクションか、『刑事木場シリーズ』タグからリストが閲覧できます。
プロローグ ―不穏な再会―への応援コメント
ミステリー書架企画への献本ありがとうございます。
当企画は、作品数を限定しておりませんので、もし同シリーズ他作品の参加自主企画枠に空きがありましたら、是非当企画をご利用下さい。
作者からの返信
こちらこそ、企画を開催いただき誠にありがとうございます。
ミステリー系の企画は少ないため、長期間参加できる企画があるのは非常に有り難いです。
わざわざご案内いただけて嬉しいです。
せっかくですので他のシリーズも掲載させていただこうと思います。
プロローグ ―不穏な再会―への応援コメント
はじめまして、こんにちは。
描写が丁寧で、場面が目に浮かぶようですね!
サスペンスドラマを見ているようです。
続きを読ませていただきます!
作者からの返信
こんにちは、本作に興味を持っていただき誠にありがとうございます!
プロローグは興味を持ってもらえるよう、力を入れて書きました。緊迫した雰囲気を感じ取っていただけたようで何よりです。
作者の中では自信作に分類されているので、ぜひお読みいただけると嬉しいです!
編集済
エピローグ ―取り戻した家族―への応援コメント
無事に読破しました。
約束の時間に間に合い、ガマ刑事が無事に釈放され、ホッとしました。
最後の章は謎解きよりも人間ドラマの要素が強く、登場人物の心の動きや、事件当日なぜあのような行動をとったのか、その裏付けともいえる吐露があったりして、なるほどと頷きながら読んでいました。
それぞれ思惑はあったと思いますが、どの人物も木場の必死の捜査に心を動かされたのかな、という感じを受けました。茉奈香と桃子が特に……。
ガマ警部、まさかこれで……と一瞬驚きましたが、やっぱり辞める気は無さそうですね。木場とガマ警部、凸凹ですけどすごくいいコンビだと思います。この二人のやり取りが見たくてこのシリーズが毎回楽しみでしたし(笑)。
木場は崖っぷちの状況の中必死に捜査したのに、何も食べられずに可哀想ですが(笑)、最後のガマ警部の一言で、心の中はお腹いっぱいで幸せでしょうね。
今回も読みごたえ十分のお話でした。ありがとうございました。
作者からの返信
Youlifeさん、読了いただき、さらにレビューもお書きくださりありがとうございました! 木場のお手柄により、ガマ警部の首の皮がつながりましたね。
本作はシリーズの中でも人間ドラマ色が強く、最終章ではそれぞれの関係性の行き着く先を描きました。茉奈香は自分の進路を決め、桃子は父親と多少歩み寄り、多方面に影響がありましたね。事件だけではない、人間模様をお楽しみいただけていたら嬉しいです。
ちなみに、ガマ警部の花荘院に対する「お前を犯罪者にしてしまった〜」の下りは、夏目漱石の「こころ」の主人公に対するKの心境をイメージした台詞です。
まさかの引退宣言をしたガマ警部ですが、何とか踏み留まってくれましたね。私もこの凸凹コンビは大好きで、いくらでも喋らせたくなります笑
いろいろな問題は解決したものの木場は最後まで散々ですね笑 でもガマ警部が復帰してくれるのであればこれ以上のご褒美はありませんね!
シリーズ完読ありがとうございました。本作はスピンオフが2作ありますので、よければそちらもお読みになってみてください。茉奈香とガマ警部が主役です!