第2話 小さい悪魔のお客様 ご来店
今日は、2階の子供服売り場のレジです。
親子連れのお客様がお会計をしに来ました。小銭を出し、終わりかと思ったら「買い忘れた物がある」と、
また売り場に行ってしまったため、私は服を畳んで待っていました。
年長さんくらいのお子様と、私の目が合った途端、『ニヤッ』と笑って置いたままになっていた小銭を、指先でおはじきのようにはじき出しました。「やめて!」と言った時にはすでに全部レジの下へ…。
『ムカッ!』ときた私は思わずお子様の頭を手のひらで、な~でなで、しました。
目をまんまるくして私を見つめていたので、顔をぐっと近づけて「レジは、すご~く重いのよ。どうするの?
どうやって取るの?」お母様に助けを求めて振り向いています。
そのすきに定規をレジ下に入れ、小銭を取り出しました。
「お待たせしちゃったわね。」何かを言いたげなお子様にお母様は、気付かないようでしたので、
私がお子様に目で合図をしておきました。
迷惑度 80%→50% な~でなでの分、30%減
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